本当はちがうんだ日記

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1065
感想 : 213
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087747669

感想・レビュー・書評

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  • 穂村さんの若い頃や独身時代のエピソードは、何故か宮下草薙の草薙さんが一人語っているような気持ちになります。
    このタイミングで、ふっと力の抜ける本。図書館が臨時休館になる前に借りられてよかった。

  • 図書館で借りて。穂村さんの本結構好きだけどすぐ読み終わってしまうのでなるべく図書館で借りることにする。

    2005年出版とちょっと前の本で、前半穂村さん独身。やはり最近の本の方が面白いような気がする。さらっと読みました。

  • 本についてのエッセイが◎。

  • *最高にヘンで笑える恋愛&人生考察エッセイ。
    人生はまだリハーサル。いつか素敵な自分になって誰かに丸ごと愛されるはず。そう思ううちに老眼の四十男に。「本番」は始まっていたのか!? 恋愛と人生にぐるぐる悩む臆病歌人の独白的エッセイ*

    とっても繊細で臆病なのに、ユーモアと観察眼に優れていて心の中は饒舌なのが最高にイカした1冊。面白くて笑っちゃうんだけど、急にほろりとさせられる一文が差し込まれたり、ラスト数行でくるりと世界観が変わるところがすごい。なぜか少し寂しくて、人恋しくなるようなエッセイ集。

  • 穂村弘節を感じられる一冊。
    時々クスリと笑えて、軽い読書にぴったり。

  • 「おすすめのエッセイを教えて下さい」という(誰かの)質問に対してオススメされていたので、図書館で借りて読んでみた。他人に対する感じ方というか、言葉は悪いけど”後ろ向きさ”が非常に共感できて大変面白く読めました。すごく納得する言葉も多くて掘り出し物でした! 誰かの質問に答えてオススメしてくれた誰かさん、ありがとう!!

  • 思考が働かなくなった夜中などに読むとよい。とても笑う。

  • 再読でした。
    元彼の怖い話のところで、思い出した。
    でもそのあとは、さっぱり記憶に残ってなくて。
    初めて読むのと同じ感じで楽しめました。

    基本的に、ちょっとへたれで情けない筆者のエッセイなのだけど、
    胸にある、「何者か」への渇望が共鳴するんですよね。

    すごいいいライブ観たあとの、
    「自分はなんて・・・」ってがっくりするところとか。

    大きなものを見て、
    「大きい! すごい!」って、純粋にその想いだけで感動出来ないの。
    「それに比べて自分は・・・」って、内省がきちゃう。
    自意識が肥大化しているんだろうね。
    それをもてあましてる。

    軽く読める面白いエッセイなんだけど、
    そういう、著者と共鳴するところも楽しめる一冊。

  • 今はまだ本番じゃなくてリハーサルだからって言い聞かせる穂村さんが段々かわいく見えてきました。生活していると他人に引け目を感じたり自分はだめだなあと思うことはたくさんあると思うけど、それを自虐してうまく笑いに変えていて楽しかったです!(本人にとっては本気で悩んでいるかもしれないけど)

  • 笑う~~~。
    脱力系自虐エッセイ。
    力まず読めて休憩にぴったり。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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