- Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091347923
作品紹介・あらすじ
それぞれの役割、それぞれの宿命
冷凍睡眠により人類滅亡後の未来へ送りこまれた若者たち。
想像を絶する事態と自然の猛威の中、懸命に日々を生き抜いてきたが、
またしても異常事態が発生。増殖するキノコ、大規模な山火事・・・。
生き物たちの選択とは・・・!?
感想・レビュー・書評
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小野不由美は、自作のキャラクターを物語上で「活かす」ためにお気に入りのキャラクターも容赦なく死なせる。
田村由美は、キャラクターを愛するほど、怒涛のように過酷な試練を突きつける。
作家ってホント、サドな商売です。
かわいい子にほど、見た目通りのハッピーエンドを用意してあげない、難儀なお二人。
そんな作者の愛情を、ありがた迷惑なほどいっぱいに注がれている鷹さんでした。
(とはいえ、本当に愛されているのは吹雪くんかもしれませんが。何といっても最後のお別れの舞台を、一人で3回もよういされてる彼って……)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっちゃった…。手を出したら止まらないだろうと思っていたけど読みたさに叶わなかった!
そして案の定一気読み。もう~続きが……読みたい!!
ところどころにBASARAを感じる部分もありますが、どうしてこんなにココロを摑まれるのでしょう。生きる、という事に真摯で、汚い部分も見せながら描いているからなのかな。
登場人物皆にストーリーがあり、何がいいとか悪いとか、絶対な事も人もないんだと、見る目が変われば答えは一つではないんだといつも思わされる。その中で紡がれる本質をつく言葉。
自分に精一杯になってしまい、つい視野が狭くなる自分には刺さる言葉がたくさんありすぎる。周りをよくみて自分で決めて自分で生きる事、なんて怖くてなんて楽しいんだろう。
ナツには自分を投影してしまってもどかしいが花にもイラっとする事が多い。
吹雪、美鶴さーん……泣
結構エグい描写もありBASARAの方が好きですが、こちらも止まらないです。
あーこの後どうなるんだろう… -
本文を読んで号泣して、本を閉じて表紙を見て、もう一度泣いた。きっとその光景は、かなしいながらもうつくしかったのだろう。個人的には、久しぶりに鷭ちゃんが見られて嬉しかったデス。
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わんこー(T_T)
しいたけが怖いと感じたのは生まれてはじめて。
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全員が追い詰められて、全員に成長物語があって、全員に見せ場があるのすごいな。
40人(以上)物人数でそれをやってのけていることに感嘆するばかり。 -
吹雪と美鶴さんとの突然の別れ。ただただ号泣。
そばにいたのがあゆで、冷静かつ的確に説明をして鷹くんを落ち着かせる。
花はそれを見ていて辛かっただろうなと思う。
あゆは鷹くんに好意を持っているというよりは、自分にとって害ではないみたいな受け止め方かもしれないけど。少しずつ変化しているからなぁ。
夏Aチームの一部と要さんが対面してしまい、それぞれがが海に向かっていて、そろそろ全員が集合するのか。 -
いつかは別れがくる、それはわかってたことだけど、あまりにも突然であまりにも容赦なかった。犬たちの死。泣けて泣けて仕方ない。荒巻くんにとっては一緒に旅した仲間の名をつけた犬、そしてその家族。またしても置いて行かれる、置いて行かないでと泣き叫ぶ彼に現実を彼らの最期をきちんと見ろとさとしたのは夏Aのあゆだった。私は一生ペットは飼えないわ。別れがつらすぎる。