緑茶夢 スラン (小学館文庫 もA 1)

著者 :
  • 小学館 (2002年3月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091914514

作品紹介・あらすじ

80年代インディーズ・ロックバンドの雄「スラン」。ボーカルの弘は超わがままだが、歌う才能だけは持っている。コミックバンド「桃色軍団」のドラマー八角を加えて、メンバーの仲は最悪ながら、すごいライブが始まる!

感想・レビュー・書評

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  • インディーズ・ロックバンド「スラン」のヴォーカル・弘と、
    メンバーを支えるマネージャー水野の心の交流やら確執やら、
    嫉妬と羨望入り交じる音楽青春群像劇。
    スッキリした絵柄から体温や汗の匂いが感じられるのが凄い。

  • 70年代末~80年代初期の空気。スランは、パンクというよりニューウェイヴ系のバンドですよね!そこらへんの音楽が好きなわたしは、勝手に脳内で音を鳴らしています。弘はみんなからかわいがられているなー・・・子供みたいに甘えてみたり、大人ぶってみたり、そのアンバランスさはまさに小悪魔・・・!ジョイ・ディヴィジョン!

  • 物語のメインとなっている弘はどこまでも繊細で弱いのにどこまでも図太く強い。
    アンバランスというか、その危うさにどうしようもなく惹かれてしまったり。
    漫画の中のキャラクターというより、もう既に隣にいる誰かのような・・・。
    ライブ風景の迫力ったらないっす。響くドラムの音が聞こえてきそう。
    みんな好きだなあ。過去の「ピンクエンジェル」は切なすぎるけど
    だからこそ今のあの子が居るんだと納得。素敵なお母さんです。
    本当にみんなそこに"生きている"んだよなこれが。

    弘の強いところを抜かせば完璧に私ではないですか・・・って思ったよ。

  • 弘の痛々しいほどの直情が胸に突き刺さる。大人にも子供にもなりきれない少年像の原型は弘なんじゃないだろうか。しかし今読んでも弘の鮮烈な印象は色褪せない。こちらがつらくなるほど内にこもってしまったかと思えば、飄々と皮肉を言ってみせる。そんな弘に振り回されつつも離れられないし離してくれない。まさに"たばこ"。

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