いま、会いにゆきます

著者 : 市川拓司

• 小学館 (2003年2月27日発売)

感想・レビュー・書評

[sugai-sanさんの感想 · 2013年1月18日]

間違いなく傑作。読み終わって初めて、表題の意味が分かる。読み終わった瞬間にもう一度読みたくなる。映画化もされてるけど、絶対に本で読むべき。

[mmaiさんの感想 · 2013年1月17日]

いろいろ不具合を抱えた夫とかわいい子供とアーカイブ星から帰ってきた(?)妻とのお話。
優しくて切なくなった。

[fooさんの感想 · 2013年1月6日]

映画化もされた話題の作品。巧は妻を病気で亡くし、息子の佑司となんとか１年間を乗り切ってきた。巧はいろんなことを少し普通の人たちよりも考えすぎてしまって、他の人達の様に生活することがちょっと困難。でも、自分に出来る限りのことを一生懸命やっていた。息子のために、亡くなった妻、澪が帰ってくるときのために。そして約束どおり澪が帰ってきた。それは新たな別れを迎えるための素敵な６週間だった。２人の出会いから澪が亡くなるまでの話をぽつぽつと話す巧がとても純粋で心が洗われる。そうやって語っていく言葉の中に家族の愛があり、それが夫婦ってもんなのだと語っている巧も２人の強い絆を感じる。話し言葉が中心でまるでスクリーンを見ているよう。そして３人の会話のほとんどが｢肯定」なのがとても気持ちいい。「そうなの？」「そう」と言う言葉が何度も出てくる。全て受け止められているようで心地よかった。せっかく読みやすい文体なのに、ストーリーが嘘っぽく感じられて残念だった。

[ayaka0528さんの感想 · 2012年12月27日]

不思議だけど、現実味はあって本当に起こっちゃいそう。愛そのもの。たくさんの人間との関わりなんてなくても幸せに生きていけるんだなってすごく思った。そんな風に生きてる三人が羨ましかった。

[evyutaさんの感想 · 2012年12月22日]

地元のTSUTAYAで出版直後に読んだ。雰囲気がとても好きな話だったけど、一年後の映画化で有名になっちゃってショックだった。

[capriasさんの感想 · 2012年12月16日]

優しさに溢れた本だと感じました。
こういった小説はあまり読まないんですが、心が温まって良かったです。

[aya2038さんの感想 · 2012年12月12日]

映画が大好きで
原作も読んでみました。
が、感動は映画の方が大きかったかなー

[dollygirl7さんの感想 · 2012年12月6日]

絵本のような始まり方がとても好きです。細かい設定も実はとても多くて、ただ泣けるだけというよりもすごく考えられた作品。

[si696さんの感想 · 2012年11月26日]

妻を亡くした体の弱い夫、そんな男が息子と二人で過ごしているとあるひ妻の亡霊が姿を現す。自分が亡霊であることに気付かない妻とそのことを隠しながら数日過ごしていく日々は一家の男2人にとってどれほど濃いものなのでしようか。最後に亡霊が現れたことのいきさつ、前後関係が明らかになります。

[ルー子さんの感想 · 2012年11月3日]

〈内容〉好きな人を思うとき、必ずその思いには別離の予感が寄り添っている。―もし、そうだとしても。書かれているのは、ただ「愛している」ということ。思いきり涙を流してください。新しいベストセラー恋愛小説の誕生です。

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。獨協大学卒業。'97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、「Separation」で出版デビュー、いきなり同作がＴＶドラマ化される。次作「いま、会いにゆきます」は映画化され、100万部を超えるベストセラーに。他の著書に「恋愛寫眞――もうひとつの物語」「そのときは彼によろしく」「弘海――息子が海に還る朝」「世界中が雨だったら」がある。

「2009年 『きみはぼくの』 で使われていた紹介文から引用しています。」