のぼうの城

著者 :
  • 小学館
3.94
  • (1154)
  • (1480)
  • (1071)
  • (121)
  • (27)
本棚登録 : 7874
感想 : 1447
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861960

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 映画の評判もいいし、以前からブランチで絶賛されていたので今更ながら読んでみました。
    忍城の成田長親と石田光成の戦を描いた作品です。

    ・・・うーん、正直騒がれてるほど面白くなかった。
    歴史小説ではなくエンタメ小説ですね。これは絶対映画向き。映画なら面白そうです。

    歴史小説としてみると、人物像の作りこみが甘く浅い!説得力がない!などなどツッコミどころ満載です。
    例えば長親。
    なぜ皆に愛されてるのか理解出来ません、戦で命を懸ける領民の心情を「のぼう様なら仕方ない」で済ますのはあんまりじゃないでしょうか。
    「慕われてる」という事前設定の上で成り立たせただけの愛されキャラなので説得力がまるでないのです。私自身彼を魅力的と感じなかったし。

    それから光成。
    彼のことはもとからあまり好きではないけれど、それにしてもあれじゃあ秀吉に憧れて水攻めに憧れるただの子供です。っていうかただの馬鹿?!
    一般的に浸透している彼の賢いイメージを壊したいならそれでもいいけど、雑過ぎですね。
    大体、光成ごときが戦費を大量に使う判断を下せるわけないと思うし。絶対秀吉の許可があったはず。そういう前提を飛ばしていいのかなあ。
    いろいろ調べて書き上げてるのはわかるけど、なんかズレてる感じの印象でした。。

  • 映画宣伝を見て原作を読んでみた.テンポ良くおもしろかった.dvdになったら借りに行こう

  • のぼうサマと農民から呼ばれる総大将「成田長親」。
    その意は“でくのぼう”。
    役立たずだけど憎めない感じ。

    そんな男が秀吉の軍勢に立ち向かう決意をする。

    ここからは一気読み。

    信念を貫く様が心地よい。

  • のぼう様、萬斎さんのイメージではなかったな。柄本明っぽい。

  • 当時の資料や文献からの引用をはさみながら、筆者の語り口で書かれた時代小説。
    誰もが知っている歴史上の人物も、その影であまり語られることのなかった人物達も、とても魅力的に描かれていて、とても面白かった。

    映画も見てみたい。
    のぼう様=野村萬斎なんて素敵なキャスティング!

  • 気づいたら映画化されていてびっくり。映画は野村萬斎さんが素敵でした。

    もともと、表紙が気に入りちょうど歴史物が読みたかったため購入。成田長親って誰だい?甲斐姫のが有名だよねーと思いながら読みすすめました。
    周りのスルー感に笑い、無邪気さにキュンとしてしまいました。

    登場人物の心境がしっかりと描写してあり、感情移入しやすかったです。
    映画を見たあとで読み直すと登場人物たちがあの時こう考えていたのかと思いニヤニヤしてしまいます。

  • 歴史小説初めて読んだ(のかな?) けっこう壮大なイメージ。映画も見たくなりましたー。
    歴史小説は名前が長いし登場人物も多いから大変ね(ノ∀`)

  • 野村萬斎主演の映画になったので、映画を見る前に読もうと思ったのだけど、教科書くさい説明が随所に挿入されてて興醒め。話もキャラもいいんだけどね。

  • 後半、ドンドン面白くなってくる。
    表紙もいいね。

  • 戦国時代の話は、ゲームとか大河ドラマとかで いろいろな武将の話を好きで知ってはいましたが 今回題材の成田長親は初めてです。 小田原城攻めの裏に、こんな戦いがあるなんて知りませんでした。 どうせなら、メインの戦の場面をもっとページがあっても いいかなと思いました。

全1447件中 111 - 120件を表示

和田竜の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×