のぼうの城

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861960

感想・レビュー・書評

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  • 映画前から気にはなっていたものの結局読めなくてそのまま積んでましたが、映画にいって興奮しながら戻ってきて読んだら同じであると同時に違う雰囲気が楽しめて、すらすらと読みやすかったです。
    最初に脚本があってそれの小説化ということもあってか、やり取りが多く、そこも中心的に見れるヨさがありました。
    知った上でまた映画にいきたくなったので、映画→小説→映画の流れで良かったのかもしれない。

  • 結構面白い。

    さすが映画化されるだけのことはありますね。

    歴史小説のわりには読みやすいし、長親のキャラも面白い。

    映画を見たくなりました。

    結構オススメです。

  • 映画化というそこだけに惹かれて
    一番苦手な時代小説を読みはじめたのだけど

    読みながら
    のぼう様と三年寝太郎が
    私の中ではほぼリンクしていて

    のぼう様は実在の人物だけれど
    三年寝太郎ももしかして・・・
    とウィキペディアで見てみると

    やっぱり実在の人物だった
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B9%B4%E5%AF%9D%E5%A4%AA%E9%83%8E

    もちろん語り継がれるうちに
    おもしろおかしく誇張されていったのだろうとは思うんだけど

    もしかすると
    大昔から
    それぞれの村にこういう人はいたんだろうな

    何やっても不器用で
    ぼ~~っとしてて
    地位があっても偉そうにせず
    権力に擦り寄らず
    人がよくて
    あまりに何にもできないから
    みんなが放っておけなくて

    思えば
    昔のほうが
    そんな大男を
    「でくのぼう」と馬鹿にしながらも
    決して見放さず
    コミュニティーの一員として
    あたたかく見守っていたように思う

    個性の時代と言いながら

    みんな
    自分のことを
    アピールすることばかりで

    常に勝ち負けばかり意識していて

    悪者を見つけては
    よってたかって叩きまくり

    一方では他と比べて浮いていないかばかり気にして
    ちょっとでも浮いている人間を排除しようとする


    この本を読んでいると
    今の世の中って
    「あ~~~生きにくいなあ~~」
    ってそう思う

    自己責任と
    カリカリするんじゃなくて

    ほどほど
    ゆるゆる
    いいかげん

    社会全体が
    そんな雰囲気になれば

    ずっとずっと生きやすいんだけど

  • 映画公開に先立ち読了。
    敵味方の構図や大名の相関図、似たような名前の人物が整理できるまではちと読みづらかった。確かにのぼう様の人柄には惹かれるものがあるが、言動の意図は第三者の推測で語られていて真意はわからない。周りの人物が言動の意味を深読みしすぎてる、と言えなくもない。随所のコミカルな表現や歴史挿話で読みやすい内容になっていると思う。

  • 時代小説ではあるが堅苦しくなく、スラスラ読むことができた。史実をもとにしているとのことだが、なかなかおもしろかった。せっかく頑張ったなのみんなの末後がさみしい。甲斐姫かわいそうだな。また時代小説も読んでみるかな。

  • しつこいようだけど歴史苦手なんで、
    史実に照らしてどうとかこうとかわかんないし、
    結局のぼうはどんなヤツだかもイマイチわかんないし、
    どんなに強くたって女は辛いなあ、と思うし、

    いろいろ考えたらそんなに痛快爽快な話じゃないんだけど、
    何となく痛快爽快な気分になる本。

  • 十分楽しめました。
    これまで、それほど取り上げられてこなかった人物を
    知ることができました。
    内容が重くもなく、読みやすいので、
    時間が空いたときに読むのに最適でした。

  • 石田三成率いる豊臣軍:200,00人
    vs
    それを迎え撃つ忍城城主成田長親:2,000人
    この圧倒的不利な戦をどう覆したのか?!

    成田長親(以下のぼう様)
    「のう丹波、おぬしほどの強者でもこたびの戦は勝ち目がないと思うか?」
    丹波 「敵豊臣軍2万に対して我ら2千。勝負になどなりませぬ。無理でござる。城を開きましょう。」
    のぼう様 「そうするか。私は戦などしたくはないし、田植えや田楽をして、みんなと平和に暮らしたいものよのぉ。」
    「よし丹波、豪傑の和泉と自称天才軍師の酒巻と、
    お転婆甲斐姫も呼んで皆で田植えをするぞ!」
    丹波 「(?!だからあんたは百姓にさえ、でくのぼうの”のぼう様”ってよばれるんだよ!)いえ、私は田植えはちょっと…」
    のぼう様 「なに?!田植えをせぬと申すか!?では田楽はどうだ?皆で軽快に踊ろうではないか?!」
    丹波 「(ただのバカ殿か!お前は!)いえ殿、田楽もちょっと勘弁を…」
    石田三成 「ええい!忍城のものども!降伏し開城すれば許してやるぞ!返事を早くせい!」
    のぼう様 「丹波よ決めたぞ。田植えも田楽もせぬと申すなら、石田殿、戦いまする。」
    石田&丹波 「????」
    のぼう様 「戦場で合見えると申したでござる」
    石田 「それが成田家の返答じゃな?」
    丹波 「長親ちょっと来い!(怒)」「乱心したか」
    のぼう様 「いやになった。いやなものはいやなのだ。」
    その時丹波は見た。のぼう様の目の奥にキラリと光る将器の片鱗を!

    ついに戦の火蓋は切って落とされる。
    果たしてのぼう様は無事田植えをすることが出来るのか?!
    田楽を軽快に踊ることが出来るのか?!

    丹波 「長親の将器がこれほどとは!
    正気とは思えん!
    しかしそこに勝機が隠されていたとは!
    映画版には詳記されるのか?!
    全く笑気千万!(←笑止千万の間違い)

    以上。さくっと楽しめました。

  • 遅ればせながら、読みました。なるほど、人気があるだけのことはある。面白いです。

  • 笑ったし、うるうるもした。
    魅力のある人たちだった。

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