- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093864299
作品紹介・あらすじ
直木賞受賞作に待望の続編登場!
その部品があるから救われる命がある。
ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!
ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。
医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。
日本中に夢と希望と勇気をもたらし、直木賞も受賞した前作から5年。
遂に待望の続編登場!
感想・レビュー・書評
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下町ロケットのシリーズ第二弾!熱い!!仕事に対する想い、そして成功した時の感動に涙しました(;_;)
今回は機械に取り付ける部品ではなく、医療機器にとりつける部品を製作する佃製作所。その葛藤と混乱、夢や実現を描いた様はおもしろみがあってもうすっごい良かったです!!!
にしても池井戸さんは嫌味なおっさんを書くのうまいなぁと思いました笑
半沢直樹シリーズも好きだけど、下町ロケットシリーズの方が好きかも(^o^) -
待ちに待った著者の最新作(出版社の戦略か、テレビドラマのヒットに合わせたかのようなタイミングの刊行がちょっと気になるが<笑>)。
相変わらずの池井戸潤節、けっして読者を裏切らない爽やかな読後感は健在。
『2』は、なんとロケットエンジンの部品+人間の命を救う医療機器という、意表を突く開発計画がテーマ。先頃「バックトゥザフィーチャー」の中での空想が、30年後の現在で現実になっていると話題になったが、この作品での心臓の人工弁も実現化するだろうか。
続編は往々にして初回作品を越えられない傾向があるといわれるが、今作はその常識を覆す出来ばえといっていいかも。
佃社長の小気味いいセリフが読者を魅了する。
「今時誠実さとか、ひたむきさなんていったら古い人間って笑われるかもしれないけど、結局のところ、最後の拠り所はそこしかねえんだよ」
「仕事に夢がなくなってしまったら、ただの金儲けです。それじゃあつまらない。違いますか」
このところ世を騒がせている『くいデータ流用・偽装事件』あるいは『東芝事件』などの関係者に、池井戸作品を読むことをお勧めしたいと思いますが。-
hongoh-遊民さん、こんばんは~♪
コメントありがとうございます!
嬉しかったです!
そうですよね。
池井戸さんの作品に...hongoh-遊民さん、こんばんは~♪
コメントありがとうございます!
嬉しかったです!
そうですよね。
池井戸さんの作品にはいつも勇気づけられますよね。
「天網恢恢~」のことわざが頭に浮かびます。
読売新聞の連載、残念ながら読めないんです。
でも池井戸さんの本は先が気になって一気読みのパターンが多いので、
焦れなくていいのかも。。。
と思うようにします(笑)
テレビで人気の作家さんになられましたが、
『空飛ぶタイヤ』とか『鉄の骨』のような重厚な作品もまた書いてほしいです。2016/01/06
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ドラマと同時に読み進めることになりました。
自然と佃さんが阿部さんのイメージで。
とても胸が熱くなり、充実した気持ちに。
さぁ、前を向いて歩こ! -
新年の幕開けに読もうと決めていました。
勇気と希望を与えてくれると信じてたから。
やはり池井戸潤さんは裏切らない!
信念を持ち、真っ当に生きていれば、
必ずお天道さまは見ていてくれる。
あきらめずコツコツと努力し続けたら、
きっと夢はかなう。
そう信じさせてくれました。
と、書いていて少し照れるんですが、
池井戸さんの本を読むと
こういう言葉を口にしたくなるんですよね。
そしてドラマです。
ガウディ編がこんなに早く放送されるとは…。
読む前に見たくなかったので、
家族が見始めると、あわててリビングから逃げ出すんですが、
音が聞こえるんですよ。豪邸なもので(笑)
ついついお耳がダンボで困りました。
世界に誇れる技術を持つ佃製作所のような町工場が
この国には数多く実在するんだから、
日本がダメになったなんて、言ってはいけないですよね。-
「池井戸潤は裏切らない!」
確かにその通り、読む者の心に勇気と希望を与えてくれ、まっとうに生きる人の人生への応援歌と言ってもいいかも。
...「池井戸潤は裏切らない!」
確かにその通り、読む者の心に勇気と希望を与えてくれ、まっとうに生きる人の人生への応援歌と言ってもいいかも。
朝刊によると、「花咲舞が黙ってない」の連載が読売新聞で始まるそう。
今度はどんな展開が待っているか、これも楽しみですね。2016/01/06 -
こちらにも、おはようございます♪
読まれたんですね~!
私も早く読んでみたくてうずうずしているのですが、もう少し先になりそうなので…...こちらにも、おはようございます♪
読まれたんですね~!
私も早く読んでみたくてうずうずしているのですが、もう少し先になりそうなので…
杜のうさこさんの「やはり池井戸潤は裏切らない!」が胸に響きましたよ~
これはもう期待度MAXです。2016/01/10 -
azu-azumyさん、こちらでもこんばんは~♪
やっと読みました~!
こちらでは、年末にドラマが放送されてたから、もう大変(笑)
...azu-azumyさん、こちらでもこんばんは~♪
やっと読みました~!
こちらでは、年末にドラマが放送されてたから、もう大変(笑)
原作読んでからじゃないと!
ロケット編の方は見たんですが…
ドラマWの三上さんの方が好き(ナイショ・笑)
私ね、勧善懲悪ものが大好きなんですよ~。
根が単純だからかな?
池井戸さん、こんなにメジャーになる以前から大好きでね。
半沢直樹シリーズが有名だけど、
個人的には『空飛ぶタイヤ』とか『鉄の骨』といった方が好みです。
早く読めるといいですね!
感想楽しみにしてます♪2016/01/12
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以前読んだ下町ロケットの続編ということで、期待に胸膨らませ一気読みした。
佃製作所のピンチにヒヤヒヤしながらも、最後のどんでん返しはかなり爽快だった。
今回の話は、佃製作所の新しいチャレンジである心臓の人工弁を作ることに焦点を置いている。
吹けば飛ぶ、そう揶揄される佃製作所。
中小企業が医療の分野に足を踏み入れるのは、かなりのリスクを背負うことになる。
もし医療事故がおこると、莫大な慰謝料に、佃製作所のような中小企業は一気に倒産に傾くだろう。
それでも、この大きなリスクを背負ってでも、桜田経編の桜田社長や一村医師は成し遂げたかった夢がある。
子供たちの心臓にあった人工弁を作ること。
それがどれだけ医療に貢献し、人の命を救えるか。
その熱意に触れた佃製作所は人工弁を作りたいという気持ちが膨らんでいく。
命の尊さを実際の手術の現場見て感じた。
そして佃製作所は人工弁の制作、「ガウディ計画」に乗り出したのである。
人々の情熱が物作りにあふれ、時間がかっても夢を実現させる力に圧倒された。
職人でオタク気質な佃製作所のキャラクター達の熱意に感動し、またこの先の幾度とないチャレンジも応援したいと思った。 -
「苦手な上司、苦手な顧客、苦手な同僚。どれもが働く以上は避けて通れない通過儀礼のようなものだ。それを克服するもっとも簡単な方法が自らの出世であるということに貴船が気づいたのはいつ頃であろうか」
立候補したリーダーを批判する前に、立候補しなかった自分を恥ずべきだ。 -
ロケットのエンジンのキーである バルブシステム技術は
佃製作所の特許もあって、帝国重工のスターダスト計画のロケットに使われている。
そこに現れた NASAでの実績を持っていた椎名が サヤマ製作所の経営として辣腕をふるい、帝国重工のバルブシステムの共同開発を持ちかける。
椎名と佃の激しい技術的な戦いが始まる。
佃は、異物センサーによって、異物を発見しシュレッダーによって、バルブシステムの不具合がおこらないようにする技術を開発。このアイデアは、面白いなぁ。
一方で、医療機器販売の日本クラインから、人工心臓のバルブの試作品を作るように、依頼されたところから、新しいドラマが始まる。
大学における 教授とそのほかのヒエラルヒー。
トップと2流、3流の医学部の順列。
教授に逆らえば、雑誌への投稿の審査にも響き、掲載されなくなる。
厚生労働省のPMDA 医薬品医療機器総合機構による審査の独善性。
ここで通らなければ、認められない。
中小企業の弱小資本が保証できないと言われる。
それに審査に時間がかかり、デバイスラグが起こっている。
直接 死に至らしめるような 医療機器
(人工心臓、人工弁)は
大手企業でも取り組まず
測定機器が基本であること。
中島という技術者の力量を見抜く。
そして、それがどれだけできるのかを見ながら
実際は、情報流出となって、取り繕えるが、
実際のブラックボックスは、多くある。
会社の内部の連携はとても重要である。
佃品質、佃プライドの勝利だね。
立花と加納コンビとなぜ人工弁を開発するのかという
原点が 極めて重要な支点となって 登場する。 -
ロケットから人体へ―佃製作所の新たな挑戦!前作から5年。ふたたび日本に夢と希望と勇気をもたらすエンターテインメント長編!! (「BOOK」データーベース)
楽しめました。
でも、前作の方が面白かったかな…-
azu-azumyさん、こんばんは~♪
読まれましたね!
私も同じく、前作の方が好きです♪
ドラマのために書かれたわけではない...azu-azumyさん、こんばんは~♪
読まれましたね!
私も同じく、前作の方が好きです♪
ドラマのために書かれたわけではないのでしょうが…。
その影響も多少はあったかも…と思ってました。
なにより配役が先に入ってくるのが苦手で、
ドラマも見ないようにはしてたんですが。
やっぱり本が先です!2016/02/07 -
杜のうさこさん、こんにちは~♪
はい!
ようやく読みました^^
杜のうさ子さんも前作の方がお好きなんですね^^
ドラマは見な...杜のうさこさん、こんにちは~♪
はい!
ようやく読みました^^
杜のうさ子さんも前作の方がお好きなんですね^^
ドラマは見ないようにしていたのですが
色々なところからもれ聞こえてきて~(笑)
配役は難しいですよねぇ…
自分が描くイメージとあまりにも違いすぎたりして(苦笑)
ほんと!
やっぱり本が先ですよね!!2016/02/09
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T図書館
ロケット2作目/4
2015年ドラマ後半
ロケットから人体へ新たな挑戦
日本クラインはコアハートという部品の製作を佃製作所に断わられ、NASA出身の椎名社長のサヤマ製作所に発注
佃製作所は、辞めた真野から、ガウディ計画(人工弁のコードネーム)の人工弁のパーツ製作を懇願された
福井県でガウディ計画の一社、桜田経編の桜田社長の話に心を打たれた佃らは、一村ドクター、桜田経編と共にガウディ計画に加入、そこには様々な困難や嫌がらせが勃発する
そんな中、帝国重工から受注していたロケットの部品は、サヤマとコンペになり、結果サヤマか?
また、サヤマが作製のコアハートを使った患者が死亡した
この医療事故にサヤマ製作所に疑いの目が
ガウディ計画はどうなったか?
《感想》
ドラマでも原作でも面白かった
正しいことをしていれば勝つという方程式はスカッとする
以下の佃社長の言葉や貴船ドクターの気持ちは心打たれた
佃製作所を辞めた中里は、自分でコアハートの設計をしたと偽ってサヤマ製作所に勤め、その部品のせいで医療事故なのかどうかわからない
佃社長が何もかも知っている時点で夜に電話をかける、佃社長のセリフ
146「世の中や会社に迷惑かけないようにしろよ、いいな」
「夜分すまなかった、まだ会社か何かの用事でこっちが来ることがあったら、顔出せよ、茶ぐらい飲んでいけ、じゃあな」
しかりつけてもいいのに、中里の気持ちを汲んで、心の居場所を作ってあげているようなあたたかい言葉に器が広い
医療事故が起こり部下の巻田ドクターのせいにした貴船ドクター、その巻田がマスコミに流したことを知り絶望している文章
貴船ドクター
317「憤怒と絶望、焦燥と羞恥、怒涛の感情に翻弄され、精も根も尽き果ててしまったかのようだ」
期待通りになること間違いなし!笑笑
期待通りになること間違いなし!笑笑
そうなんです!あと2作あるのでこれもいつか読破したいと思いまーすp(^...
そうなんです!あと2作あるのでこれもいつか読破したいと思いまーすp(^_^)q