- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093897020
感想・レビュー・書評
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センスの無いタイトルに見合った悪趣味さ。
自分の常識の範囲内でしか物事を見られない人はノンフィクションを書くのに向かない。
ひきこもりや精神障害についての偏見を振りまきながら雑誌記者への偏見を払拭しようとする無自覚なありかたは滑稽。想像を「推理」と言い切る感性は幼稚。配慮の無さに反吐が出る。
最後まで読み終えた自分への嫌悪でいっぱいになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2007.8.24読了。子を育てる親として、犯人の育成暦は知りたい。その過程で、一つ一つのキーワードにとらわれずに、それらが複雑に絡み合って出来上がるものだという事は忘れてはならないと思う。母だけでなく、亡き父も、というところを浮かび上がらせていることは本書の評価に値すると思う。
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一気に読んだ。なぜこんなことをしちゃうんだろう。お母さんはどんな気持ちだったんだろう。っておもう。
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読み終わってすっきりはしないが、読んで損はない。
そう友人に薦められて読みました。まさにそのとおりでした。 -
2000年1月28日、新潟県柏崎市の住宅で、90年から行方不明になっていた三条市の当時小学校4年生だった少女が発見された。9年2か月に及ぶ監禁事件が発覚した瞬間だった。
洪水のようなマスコミ報道から6年。当時、写真週刊誌の記者だった著者が、その後、犯人の母親への取材を繰り返してまとめあげたのがこの本だ。
「いかにも週刊誌の記者が」という思いは、被害者の父親を直撃取材した彼が感じた気持ちを書いた部分を読んで消えていった。
『そのときの(父親)の瞳に、その深い悲しみと怒りを宿した静かな瞳に、私は己の卑劣な企みのすべてを見透かされているような気がしたのだった』。
すでに犯人の母親への単独取材を成功させていた著者は、真実を引き出せなかったという思いと、『週刊誌の記者として最も忌むべき感情』だという「感傷」に打ちのめされ、職を辞す。
しかし、そこからが彼が真実に迫っていく道程だった。マスコミの記者とは一線を画したライターとしての執念が、かつてない異常な事件の背景に迫っていく。そこで見えてきたものは、ごく普通の夫婦の息子に対する盲目の愛だった。
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監禁男の母親にインタビューを重ねたルポタージュ。でも母親には同情できない。犯人がいつか出所してしまうことに恐怖を覚えます。
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一番いいたいことは何なのかイマイチつかめなかった。
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61/100