後悔病棟 (小学館文庫 か 46-1)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064094

感想・レビュー・書評

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  • 人生やり直したら上手くいくのにとおもうけど、案外そうでもないのかもしれない。今の人生を精一杯生きようと思えました。

  • 医者でありながら、不用意な発言をしてしまう空気の読めない医師が、心の内を聞ける聴診器を手に入れて診察。すると、死期の迫る後悔だらけの患者も、心落ち着いて亡くなれるようになった

  • いろんな後悔を見れて、自分のことも振り返られるしオススメでした。文章も好き。

  • 年をとれば取るほど、もっと生きたいと願うもの。
    真理かなぁ。

  • 垣谷さんあるあるのファンタジーだけど、現実的な世界感。

    個人的にはあの時こうしていれば違った人生だったはず!みたいな後悔はないけれど、軽ーく見てみたい位の気持ちはある。

    作中にもあったけど、結局はあなたの選択は間違ってなかったですよって言われたい又は思いたいんだろうな。




  • 他の選択をしてたとしても、必ずしもうまくいくわけではない、そこにはそこでの悩みがあるし結局はないものねだりなんだと少し心が楽になった。

  • 垣谷さんの本を読むのは2冊目。
    人生をやり直しても、結局のところ後悔や不平不満はつきもの。
    だからこそ、今の自分が選んだ道を信じて、よりよい人生にしていきたいと思える作品。
    登場人物もそれぞれ個性があり、面白かった。
    続編も借りたので楽しみ。

  • 最近、活字をあまり読みたくない病になりつつあったのでライトに読めそうなので手に取ってみました。この方の作品は初めてです。

    偶然拾った聴診器を通してその人の思いが見え、そして、一緒に過去からやり直せるという異世界物です。あまり好きなタイプではありませんが、でも、割と面白かったです。

    基本的には短編集の体です。ある一人の患者さんの話が一つの短編。それが4つ。短編集も浅くなるのであまり好きではないのですが、でも、割と抵抗は少なかったです。

    続編を読むかどうかはわかりませんが、活字を読みたくない病にかかりつつあった私の病は少し治めてくれました。

  • 人の気持ちが分かる聴診器なんてトンデモ設定が気にならなくなるぐらい、面白かった。主人公の女医自身も成長していくのがよかった。

  • Dream
    小都子の想いが伝わってきて涙が出た。
    でも、そんな彼女の最期に立ち合って微笑む医者を頭ごなしに糾弾する親がいるだろうか。
    2人の絆を知ってるなら尚更。
    そして初対面のイケメン医師がフォローして意見を覆すだろうか。 
    腑に落ちない点はいくつかあったが、最期はやはりあれこれ考えながらも穏やかに逝きたい。

    Family
    人間、明日死ぬかもしれない。
    だから一日一日を大切に…日向さんから私もメッセージを受け取った。

    Marriage
    なんか…後味悪い。

    Friend
    人は自分が年老いてから死ぬと思っている。
    でもそうとも限らない。それならば、つまらないことで悩むのは時間がもったいない。ある程度妥協よしながら大事なものを大事にして残りの人生を楽しみたい。

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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