吾輩も猫である (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101010502

感想・レビュー・書評

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  • 色んな作家さんから見た「猫」を楽しむことが出来る素敵な一冊。はじめましての作家さんもいらっしゃるけど、カラーが出ているなぁ~と感じた。

    猫叉ネタ若干かぶってましたね(笑) それほど猫ってツンデレで自由でどこか神秘的なイメージが強い。

    人間目線と猫の本音がトコトン食い違っていて面白かったりちょっぴり悲しかったり。
    P41「すべての猫は、そもそも存在論的に言って可愛いのですから」
    に何の意義もありませんし、
    P161「あたしが<あんたの猫>なんじゃない。あんたが、<あたしのヒト>なんだ!」
    にも大賛成してしまう、気高い猫が集まる楽しいアンソロでした!

  • 夏目漱石没後100年、生誕150年記念の出版
    猫好きの作者による、猫が主題の短編集。
    どれもテイストが違って読みやすい。

    原田ハマの飛梅が好きかな。

  • 結構好きな作家さんが多かったので借りてみた。
    赤川次郎さんは久しぶりに読んだけど、一番読みやすかった。
    なんか、らしいな~って。

    石田衣良さんのも良かったし、うん、みんな良かった。
    どれもその作家さんの色が出てたように思う。
    っていうか荻原浩さんってマンガ描くの??知らなかった。

  • 猫を題材としたアンソロジー。
    数日かけて読み終えたら、何を読んだか覚えていない。
    今の自分にはそんな感じだった。
    でも全く苦痛ではなかったから、読んでいる間は楽しめたのだと思う。赤川次郎に新井素子、恩田陸に原田マハ。面白くないわけがない。
    でも特に思い出せないということは、年末で忙しなく、気持ちに余裕のない自分のせいなのかも。
    漱石没後100年と生誕150年記念だから、押さえておきたかったので、よしとする。

  • これも新潮文庫の100冊より。
    最近、文学YouTubeとか見たりして、
    普段の自分では手に取らないであろうジャンルや本にも
    挑戦してみたいという気持ちが高まっています。苦笑
    そんな中で手に取りました。

    赤川次郎、石田衣良、恩田陸、原田マハ、村山由佳…8人の作家の8編が収められています。
    とても豪華な面々に圧倒されつつ、楽しみに読みました。

    すべての作品が猫目線。猫語り。
    登場する猫たちは私のイメージ通りでした。
    媚びない、独立している、客観的、
    だけど少し間が抜けていたり、
    飼い主を心配したり。

    私は犬を飼っていますが、猫も負けじとかわいくて愛されているのが伝わってきます。

    あと、表紙がかわいいですよね。

  • これはきっと猫に書かされたんやな。ぜったいそうやで。作家は違うのに、おんなじような猫ばっかし出てくるし。これは猫の陰謀や。

  • 新井素子さんと村山由佳さんの話が特に好きだった。
    猫たちがこんなふうに考えて生きてるって思ったら愛しくなる。
    猫たちは猫たちなりに自分らしさやプライドを持って生きている。
    猫目線の短編集っていうコンセプトが魅力的で私としてはツボでした!

  • 気軽に読む分にはいいかな〜という感じの短編集。
    やっぱ猫目線の小説は作品を選ぶなぁ…と再確認した。好き嫌いは半々くらいだったかな。
    飼い主を「あたしのヒト」と呼んでる猫の話は、猫らしくて良かった

  • 夏目漱石の名作にあやかったタイトルだけに、猫の一人称で語られるアンソロジー。
    人間から見ると勝手気ままに生きる猫。プライドが高く、決して飼い主には忠誠はおろか、迎合すらしない。養ってもらっているのではなく、飼わせてあげている。その見返りとして飼い主は心の安らぎを享受する。
    8人の稀代の作家がそれぞれの猫を描いていても、総じて似たような性質となるところが興味深い。

  • 中学生の時にハマっていた赤川次郎さん!
    表紙が可愛い♪
    アンソロジーは気にはなってるけどなかなか手が出せてない作家さんのものも手軽に読めてよいです♪
    面白かったです!

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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