金閣寺 (新潮文庫)

著者 : 三島由紀夫

• 新潮社

感想・レビュー・書評

[kofsanさんの感想 · 2021年5月29日]

名作だということなのだが、全く面白くなかった。
やたらと難しい言葉を使って読者を幻惑しているだけなのではないか。

[salinger99さんの感想 · 2021年5月24日]

最後の老師と父親の知り合いに問いかける場面が印象に残った。
とにかく内面にある暗い部分と金閣が対象的だった。

[Pさんの感想 · 2021年5月8日]

「心象の美」と「実相」の適切な距離が保たれなくなったとき(同一化されるとき)に、矛盾、絶望、妬み、憎しみ、苦しみが生まれる。

[0927tsunematsuさんの感想 · 2021年2月13日]

なんのことやら。名作の誉高いが、エンターテイメント性はない。私が小説に求めているものは、ここにはない。

[M a !さんの感想 · 2021年2月6日]

表現の一つ一つが美しい。
結末は理解し難かったが、また読み返したくなる様な作品だった。

[nonoさんの感想 · 2021年1月16日]

狂気、でもどこか美しい

[ヤマケムさんの感想 · 2020年10月10日]

内にある暗闇に向かって走り抜けていく感覚。

[NBさんの感想 · 2020年9月10日]

読みやすい。何気なく読み始めて夢中になり、２時間程度で読了。
主人公の思考や心に終始まとわりつく金閣寺のイメージ。肉体を金閣寺になぞらえる表現は理解しづらいところもあったが、作者ならではの心的描写の言葉遣いや独特な言い回しが時に回りくどくも感じながらもありありとイメージを思い浮かばされる。
崇高な文学作品と構えること必要はなく、スラスラと読める。作者の入門としておすすめの一冊。

[ハルサメさんの感想 · 2020年9月8日]

面白かったです

[ジャクソンさんの感想 · 2020年3月27日]

モチベーションが上がらずに諦めようかと思いましたがなんとか読み切りました。プラトンのイデア論が頭を過ぎったり、狡猾な障害者には妙にリアルな世界を感じたり、儚いモノほど美しく見えるなんて感覚には凄く共感してしまったり（描写が素晴らしい）、兎にも角にも考える事が非常に多い作品で、自分のレベルでは一度読んだだけでは正直全然分からないと感じてしまいました。色々な人の感想を読んだりしながら、また人生のどこかで読み返す機会があれば読み返したいと思います。

著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」