ビルマの竪琴 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101078014

感想・レビュー・書評

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  • 青インコを乗せるビルマ僧。
    この前ラオスにいったので、情景が浮かんでしょうがなかった。

    ビルマ。
    遠くにビルマのパゴタが見える。
    日本の兵隊さんは死んで腐乱して川にいくつも浮かんでいる。
    大仏はそれをねっころがりながら見ている。
    いつまでも。

  • このような作品が今後も多くの人々によって読み継がれ、今の日本がどのような過ちを犯した上で存在しているのかを、人に代わって語っていってほしいと願います。

  • 保有状況:所有&購入日:41097&購入金額:452

  • 10月初旬にビルマの隣国タイへ旅行したが、読まう読まうと思ってゐた本書をふと書店で見かけたので、購読した。
    著者の執筆の動機は「義務を守って命を落とした人たちのせめてもの鎮魂をねがうことが、逆コースであるなどといわれても、私は承服することはできません。」である。「童話」である事にも驚いた。昭和21年から23年にかけての作品であるが、今こそ老若男女へ読み伝へるべき本だと思ふ。

  • 微妙な作品。設定に無理があったりするのは、児童向けに書かれたためであろうか。戦争の無力感は伝わってくるし、駄作というほどのものではないが、やはり微妙。

  • 水島、日本人やめるってよ

  • 実はきちんと読んだことが無かったので図書館で借りてみました。水島さんが何故異国に残る決意をしたのか知らなかったのでそういうことか、と思いました。

    戦後、善悪の尺度が180度変わり、それにより翻弄された人々の怒りが軍部や警察に向かったのはわかります。が、それと同時に特に弊害を受けていない人々が声高に戦前の状況を非難することに対しおかしいと思っていた人たちは居たのだなと思うと何となくほっとする思いです。ベトナム戦争で金持ちの息子はヒッピーになり徴兵を免れたのに対し、貧民層は徴兵されベトナムに行かざる負えなかったという歴史を思い出しました。
    もう戦争なんて起こさないようにしないといけませんね。

  • 胸がしめつけられる話。
    そして音楽の力を実感する話。

  • 小学生に読んだ後高校生で読み返した一冊。

  • ちょっと…

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著者プロフィール

竹山道雄(たけやま・みちお 1903-84)
1903~1984年。1920年旧制第一高等学校入学、1923年東京帝国大学文学部入学、1926年東京帝国大学卒業後、一高の講師となる。20代でベルリン、パリに計3年間留学、帰国後、一高の教授となる。1948年『ビルマの竪琴』(中央公論社)を刊行、毎日出版文化賞を受賞(以後、二度に渡り映画化される)。1950年一高廃止と共にその後身の東京大学教養学部の教授となるが、翌年には辞し、文筆に専念する。『新潮』『芸術新潮』『心』『自由』などを舞台に、「見て・感じて・考える」を根本姿勢とし、時代の風潮に流れない執筆活動を続ける。著書は『古都遍歴』『昭和の精神史』『まぼろしと真実』『剣と十字架』など、芸術論から時論、紀行文など幅広く、ニーチェ『ツァラトストラかく語りき』『善悪の彼岸』イプセン『人形の家』ゲーテ『若きヱルテルの悩み』など優れた翻訳も残す。1983年『竹山道雄著作集』全8巻刊行。

「2017年 『主役としての近代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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