- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101104348
感想・レビュー・書評
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人間くさくていいよな〜こういう小説。飽きずに5巻読みきってしまいました。
財前という教授が憎めないだけに、カワイソウな人間に見えました。自分の信念を最後までつきとうしたのはスバラシイ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
驕れる者、久しからず。財前がどんどん悪の道に…。
その変容ぶりは純粋無垢なアナキン・スカイウォーカーがダース・ベーダーになっていく様子を見ているかのようです。
やっぱり自分の力に過信してはいけない。里見教授のような研究者には憧れます。劇中でも佐枝子が思いを寄せる人物として好意的に描かれていますし。
三巻ではもっとすごい展開になっていくようですね。 -
傑作です。
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まさに社会派小説!であると同時に、山崎豊子さんの、膨大な取材・調査をひとつの小説にまとめあげる力、というか才能に思いっきり下を巻かせられます。個人的にはやはり完全学究肌の里見助教授の生き方に共感を覚え、第一部(5巻セットの文庫本では第3巻の終わり)を本当に悲しく読んだものです。「名作は色褪せない」の言葉通り、40年前の小説とは思えない瑞々しさです。
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財前やだなぁ。。
里見いいなぁ。。
なんというか、すごい世界だなって思う。
面白いです。
(07/08/06) -
てか、財前ってヤな奴だなぁ〜(←今更)。教授撰迄は應援してたんだが、教授になっちゃってからは專ら里見さん贔屓になって仕舞う(-_-;) (200706某日)
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教授選後半から、いよいよ今後のメインとなる佐々木庸平さんの誤診問題が始まります。これまでは、財前先生の視点で読んでいましたが、ここら辺から視点が佐々木さん一家や柳原先生に移り、財前先生に対する印象も変わってきたと思います。
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ドラマ化されるたのをきかっけに読みました。
ドラマより深くて読みごたえがあります! 読み始めると、とまらなくなっていく・・・ -
義父、OB会を後ろ盾に、からくも教授選を勝ち残った財前は、同期の里見から相談された患者の手術を行う。術後の状態が良くないまま、華々しくドイツでの学会を成功させるが、患者は亡くなってしまう。医療事故ではなかったと言い張る財前に、里見は患者の家族に検死を進める・・・
医学用語が少し難しいが、栄光に影が差す2巻は話に引き込まれていく! -
前回からすぐ2巻も読みました。
自分の地位に溺れ、どんな手を使ってでもさらに上を目指そうとする者と、医者としての役割、在り方を貫き、患者に寄り添う者が今後どのような道を歩んでいくのか、先々が楽しみになる1冊でした。