転々 (新潮文庫 ふ 18-8)

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  • 新潮社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101197180

感想・レビュー・書評

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  • 映画が大好きで原作はどんなもんかと読みまして。
    だいぶ話が違くて。
    でも別物と考えればどっちもええのう。

  • (2012.1)

  • (11.11.30)

    映画を偶然見て、原作も読んでみたいなぁと思ってさがした一冊。

    映画の方がよかったかな…というのが全体的な印象。
    原作は暗いです。

    映画よりも話が深く面白みはある。最後も意外な展開になるし。
    でもみんな不幸…というか、なんというか…ハッピーではない。
    でも興味深い作品だ。

  • ある事情により、東京のある地点から桜田門までの十数キロを、主人公の大学生と49歳の中年男が一緒に歩くことになった話。とっても短い距離を移動するロードノベル?

    短い距離ながら、色々なことにかかわる。ラストに軽いサプライズはあったけれど、中年男の話のほうにもひとヒネリほしかった。青春小説として読むべきなのかもしれない。

  • 佳子さん選

  • あー、この小説があんな映画になるとは…。
    同じなんだけど、全く違う。
    何かを学べた気がします。
    ありがとう、三木聡。そして、藤田宜永さん。

    しかし、全体的にそれなりの年齢の人が書いているんだなと思いました。
    最近の若者は実はこうですよ、という描写がありますが、
    それは「最近の若者ってのは、全く…」てのと差異ありませんから。

    なんかベタだなぁと思いつつ、うっすら涙が浮かぶお話。

  • パン屋さんから借りた本(笑)2010~11の年越しで読み終わった。
    なんとなくこの間読んだ「陰日向に咲く」(劇団ひとり)を思い起こさせる。最後にどんでん返し風なこともあり、でもハッピーエンドにはしないぞ、ってのが見えた(笑)。結局、あれは「真実」だったんだろうけど、福原がなんで「僕」にそこまでしてくれたのかの書き方がちょっと弱いかな。まあ、でも一気に読ませて、退屈はしない本でした。さすが本屋さんおすすめ(爆)

  • オダギリジョーさん、三浦友和さん、の出演で映画化されてます。もう都会では上映がはじまってるかと思いますが…。

    なんとなく、ロードムービーが好きなワタシではありますが、東京を徒歩で散歩していく、その中で自分の過去やいろんな人との出会いがあり…というのが、好きなんですよね、たぶん。

    さて、この小説をどういう風に映画化で味付けしていくのかがとても楽しみです。
    地元の名画座にリクエストしたところ、だいぶ先の話ではありますが上映が決定しました。やったぁ~、絶対観に行きます♪(*^_^*)

    ラストは、なんだか切ないようなふんぎりがつかないような締めくくりだったのですが、映画では少しカタルシス得られるような終わり方になってればいいな、と希望しています。

    読み終わった後、東京ハトバスツアーなんかがしたくなる作品です。

  • ロードムービーならぬロードノベル。
    散歩小説。
    うーん、話がばらばらしちゃっていて、いまいち分かりにくい。
    ラストも、ああ…と、びっくりは別にしないかな。ふつうでおもしろかった。

    映画は面白いらしいね。

  • 作者の伝えたいことは、登場人物「福原」の言う事でわかるのだけれど、話がとっ散らかった感が否めず、上手くまとまりきっていないような印象を受けます。
    ストーリーも、衝撃の結末!というほどの終わり方でもない。
    面白いんだけれど、どこか惜しいんだよなあ…。
    ロードムービーの様な小説なので、東京の街に土地勘があると楽しめそう。

    男2人がフラフラ街を歩く…というテーマだと、ピーターとカラテカ矢部の「晴れたらポップなボクの生活」という映画を思い出しました。

    ちなみにオダギリジョーが主演の映画版はやたら評価が高い。

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著者プロフィール

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。

「2021年 『ブルーブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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