- Amazon.co.jp ・本 (630ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101223124
感想・レビュー・書評
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史実かどうかとかは途中からどうでもよくなります。
斎藤が日本に入ってから一気に面白くなるので、厚いけど一気読み
ラストは少しあっけなかったのが残念…
三部作の二作目らしいですが、これだけでも楽しめました。 -
P623
第3回 山本周五郎 受賞作品 -
山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説大賞を受賞した現代の名編。期待にたがわず面白い。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou4204.html
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本の厚さに躊躇していた一冊。流石に600頁は時間がかかったが、ぐいぐい引き込まれる作品。
登場人物の背景が、それぞれ色々な意味で考えさせられる。
人種・差別・帝国主義、こういうスパイスが真珠湾攻撃というメインに絡んでくるところは素晴らしい。 -
戦争時代辺りの択捉島のことが知りたくて手に取った本。史実に絡めてあったこともあって読むのが楽しかった。個人的には別にロマンスはなくても良かったかなーと思ったけど、それがなければ択捉島の生活も書かれないわけで。スパイ戦は話を追うのが大変だけど、これくらいならまだ平気。
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山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。
海軍が1941年12月8日の真珠湾攻撃するとの情報のために、命がけで択捉島へ渡る日系人スパイ、ケニー・サイトウ。彼が北の小島で見たものは、、、
話の脇の軍の蛮行が胸にささる。
からの諜報戦。行き着くまで裏をかき続け、ハラハラ、スピード感!
(反面、磯田軍曹の徒労感たるや、、、果てのまさかの封鎖⁉︎心底気の毒になった。)
人種差別、貧困、嘘、すべて受け入れてそして恋も。
結末は何通りか描けたが、やっぱりこうなってしまったか。なんだったの、なんのためにケニーは。お偉いさんの頭の中はどうなっているのか。
エピローグに希望が見えた。戦争が終わっても苦難はあるだろうけど、幸せになってくれてると信じたい。
いい本にあえました。 -
保有状況:所有&購入日:40179&購入金額:907