- Amazon.co.jp ・本 (602ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101244013
感想・レビュー・書評
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歴史検証もの。寺社仏閣好きなら、誰もが
通るであろう法隆寺の神秘。
梅原氏の話の概要は今まで把握しつつも
真面目に読んだのは初めて。まぁ相対性理論は
知ってるけど、読んだのは初めてというのと同じ。
そういえば中学時代、大阪に転校して、真っ先に
親に頼んで連れて行ってもらったのが法隆寺。
ちなみに転校直前、最後に連れて行ってもらったのが
鎌倉の大仏と鶴岡八幡宮。今でも当時の満足げな
写真が残っている(笑)。
しかし、奈良と言うと古代史の中でも近代的なイメージが
あるが、飛鳥というと、ものすごく牧歌的なイメージがあるのは、
なぜだろう。奈良時代も嫌いじゃないけど、飛鳥時代の方が
もっと好きと言う人が多いはず…と勝手に思う次第。 -
私を歴史の世界へ踏み出させた本。
名著です。 -
まだ前半ですが、とても読み応えがあります。
お正月にマヤ族長老が、
「それぞれの文化を大切にすることこそ平和の鍵」と
話しておられましたが、
まさに、それが今とても大切だと感じながら読み進めています。 -
1300年前の名建築、法隆寺には多くの謎がある。その中から梅原氏が7つの謎を取り上げ、歴史的観点からその謎に迫っています。
実際にはどうなのかわかりませんが、あの素晴らしいお寺が祟り寺というのはなんか悲しい気がします。 -
2010/09/20 購入
2010/10/03 読了 -
歴史の面白さ・奥深さに目覚めさせてくれた本。
既成の歴史観は勝者によって作られたものである、というフレーズがとても印象的でした。
法隆寺は本当に聖なる寺なのか。
法隆寺論争に大きな一石を投じた本です。 -
面白かったー。法隆寺、行きたいっ!自分の目で見てみたいっ!
このグラフィック版とか、映像にしたものがあれば見てみたい。(NHKあたりで作ってないかな?)
高校の時の歴史の先生に薦められて、大学生の夏休みに1回手にとりましたが、あまりの長さに途中挫折しました。が、今回再チャレンジ。
中盤は、読んでも読んでも「聖徳太子の怨霊」ばかりでなかなか先に進まなかったのですが、後半の仏像の話あたりから面白くて最後まで一気に読めました。
この説「法隆寺=聖徳太子怨霊沈めの寺」が正しいかどうか、私には判断するだけの知識は到底ないですが、正しいか正しくないかということよりも、単純に読み物として面白かったです。
あと、著者が本書を「エッセエ」と表現していることに驚きました。「法隆寺=聖徳太子怨霊沈めの寺」の正当性をえんえん510ページにわたって力説している大作ですよ。「エッセイ」ってもっと軽いものなんだと思ってました。
聖霊会から帰ってきて、興奮のあまり奥さんや子供相手に自論の正当性を主張しすぎたあまり、翌日疲れが出てしまった梅原さん。なんか、チャーミングだと思います。(偉大な哲学者相手に恐れ多いですが…。)