ざらざら (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.58
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本棚登録 : 1997
感想 : 177
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101292403

感想・レビュー・書評

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  • なにも起きなくても川上さんの小説は面白い。なんでだろ。不思議

  • 迷いぐせはまだ完全にはなおらないけれど、わたしは一人でけっこう楽しく生きている。あけびの蔓の籠は、出かけるときなどにときどき提げて歩く。空は青くて、鳥はちくちく鳴く。できるだけ姿勢よく、わたしは歩いてゆく。

  • クウネルでの連載をまとめた掌編集。
    なんとも言えない。大好き。

  • 少しだけ重たい。
    女々しいかんじ。
    古いかんじかしてしかたなかった。

    青色はすきだけどゆで卵きらい。

  • 長崎駅で買ったやつ。
    新幹線より鈍行がいい。

  • たくさんの恋愛小説。
    短いのに何となく印象に残る。
    頑張っても無駄なこともある。
    仕方ないこともある。
    ネガティブな肯定が希望に変わることもある

  • この人の本ではじめて読んだのは『センセイの鞄』という物語でした。
    そのときから「なんて読みやすいのだろう」しみじみと感じていましたが今回もさららと読める本。

    23話のオムニバス。

    一番初めにあった「ラジオの夏」って言う話がよかった。

  • 110612

  • ふわふわして気持ちいい短編集。女の子チックな気分にもなれる。クウネルでの連載と知り、うむ、納得。 いすずさんには好印象を持つけど、ああなりたくないと思う気持ちもちょっとあったり。 あと、川上さんの小説の中では、料理をしたり、食べたりする描写が多くて、それがとてもおいしそうで、気持ち良さそうで、時にほろ苦いけど大事な営みで、すごく好きだ。

  • 短編集って一気に読んじゃうと全部の話がごちゃごちゃになってしまって,あんまり頭に残らない...ので,これは寝る前に2,3話ずつ読みました.どの話も川上さんらしい不思議な感じの素敵な話でした.

  • 「体のどこかに空いた穴から、血がどんどん流れ出していくようだった」(クレヨンの花束)という一文に身震いしそうになった。もうそのまんま、思い出せすぎて。そういうところがいっぱい詰まっていて、やっぱりこの人の本は間違いないなぁと思う。よかった。

  • 2011年3月1日購入。
    2011年6月8日読了。

  • ショートストーリー。場面場面の雰囲気がさらっとしているので、いい意味で深く残らず何度読み返しても楽しめる。

  • 2011.05.12

  • どの登場人物にも、愛着がわいた

  • 短編集。
    もーなんだか、響いた、いまのわたしに。

    折り折りでまた読み返したら、また違う気持ちを持つかしら。

  • 人を好きになりたいなあと思った短編集。
    言葉の使い方が好きです。

  • 昔の恋愛や、淡い思い出がフラッシュバックするような短編集。ほろ苦くてほのかに甘い。そのストーリーに合うように、表記に気を配っているところがたまらない。

  • 短い短い23の物語が詰まった短編集。

    いろんな恋の形が描かれているので、
    ひとつひとつの物語を読みおわったあとに、
    淡く切なくなったり淡く幸せを感じたり
    いろんな気持ちになれました。
    ドロップ缶のような本。

    でもやっぱりあくまで“淡”くって、
    やや物足りなかった気もするので、3つ星で。

  • 私は川上で父親はヒロシで母親はハルミであるために、カワカミヒロミは他人には思えないので真鶴とかも大好きです。この短編集はクウネルとかに連載されていた物。カルネの話が印象に残った。印象に残らない話もあった。心に余裕が無いせいかも。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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