恋の聖地: そこは、最後の恋に出会う場所。 (新潮文庫 し 21-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101332543

感想・レビュー・書評

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  • こういうアンソロジーって、お仕着せのテーマなせいか、手抜き?って、感じちゃう。ここで、いいとこ見せてくれたら、しびれるかも。

  • 日本には全国100箇所以上、「恋人の聖地」に認定された名所があるらしい・・・全然知らなかった。
    その聖地のうちの一箇所を各作家が選び、実際に訪れてそこを舞台にした短編を書く、という面白い趣向のアンソロジーだ。
    寄稿している作家もかなり豪華な布陣で(小説だけでなく漫画まである)、個性もいろいろで楽しめた。

  • 旅行に行きたい!
    別に恋の聖地じゃなくってもいいから、旅行に行きたくなる本でした。

  • 全国に100か所以上ある“恋人の聖地”をモチーフに7人の女性作家さんたちが紡いだアンソロジー。初読み作家は大沼紀子・千早茜・瀧羽麻子の3名。大沼紀子さんの描く男女のもどかしさが妙に共感出来たし 窪美澄さんの女性・出産・人生といった世界観(今回はR18はナシ^^;)もやっぱり良かった。三浦しをんさんは『神去~』を思わせるファンタジー色がありつつ更に切ない展開でウルっときた。柴門ふみさんはへェ~小説も書くんだ~と思ってページを開いたらあらら、コミックでした・・・ということだったけど結構面白かった。

  • 読んでいる時間そのものが、あたたかい色の空気に包まれているかんじ。

  • 雑誌「小説新潮」の企画から生まれた文庫オリジナルのアンソロジー集。
    『そこは、最後の恋に出会う場所。』という気恥ずかしい副題が付けられていて、カバーもせずに電車の中で読むには勇気がいる。(案の定、何だこのオッサンは? という視線を座っている人から浴びてしまった。)

    なんでも『恋人の聖地』なる場所が日本全国に100カ所以上も選定されているらしい。どこかの橋やメモリアムにカップルがやって来ては鍵を取りつけていくなんて言うローカルなニュースをTVで見たことがあったけど、そんな年頃でもないのであんまり意識していなかった。

    そんな聖地を売れっ子の女性作家7人が実際に訪れて、もしかしたらという構想を練った作品集がこれ。

    いいなと思ったのは、窪さんの「やゆたうひかり」と原田さんの「幸福駅 二月一日」。各作家それぞれの持ち味が出ているけれど、やはりお仕着せの舞台では想像力に限界があるんだろう。

    その中で、この二人の作家は長い時間軸を持ち込んで読ませる作品に仕上げている。

  • 2013 9/3

  • 久しぶりにキュンキュンしたいなぁと思って題名だけで借りて読んだけれど、切ない話が多かった(^^;それでも、恋の聖地に纏わる話は心にじんわりしみて、スッキリと読み終えた(^^)名古屋テレビ塔にしか行ったことないけれど(しかも恋の聖地と知らずに)、機会があれば旅してみたいな♪

  • 恋の聖地って、誰かが集客目的で
    つくりあげた感じがして、訪れたい、
    とはあまり思わないけれど。

    原田マハさんの小説が読みたくて
    手にとって、実際に気に入ったのは、
    大沼紀子さんの「たわいもない祈り」と
    窪美澄さんの「たゆたうひかり」、
    そして、三浦しをんさんの「聖域の火」。

    なんだか心があったかくなりました。

  • 好きな作家さんの作品が多く、お得な気分で読みました。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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