- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101337715
感想・レビュー・書評
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ある商店街を舞台にした連作集。
何らかの形で死を扱っているが、不思議と重く感じさせず、むしろせつない。
登場人物は外見的にこう見えると思わせておいて実はそうではなかったというものが多い点は、とても参考になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
連作短編集。いずれも死にまつわる話で、確かに背筋がひやりとするところもあるのだが、不思議と優しい気持ちにさせられる。死を、一方通行に終息していく、やるせない結果として扱わない。むしろ、未知の可能性として、世界の広さとして描かれている。
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不思議な出来事を書いた短編集でしたが、心が温かくなるお話でした。次も読みたいです
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幽霊を通して語られる短編集。死者は様々な思いを残し、今生きている人に直接現れたり、痕迹を残したり。それらのメッセージを様々な形で受け取る主人公達。心温まる話もあれば、切ない話もあり。読みやすくてよかった。
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20200815読了
#商店街 -
昭和40年代の郷愁と、異世界との繋がりを上手に織り交ぜた短編集。最終章は、ああそうなるだろうね、とネタバレだったが、そこに落ち着いて良かった...。ほっこりする一冊。
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死にまつわる短編集なのに、決して暗くないのはなぜだろう。最後の一編に、それまでの話がうまく掬われる手法が、沁みる。
小説を読まなくなった大人に似合う。 -
「優しくされて嬉しいと思ったら、お前も誰かに優しくしてあげろよ。そしたらいつか、世界中のみんなが優しくなるから」
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『夏の落し文』と『枯葉の天使』が好き
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ほんわかはする。 でも世にも奇妙系の恐さがじわじわ来る怖がりの自分にはちょっとあとを引くものが………。
最後の女の子の言葉とか、それぞれのつながりとかは良かった。兄弟の話のお兄ちゃんにも出て来て欲しかったな。