- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101337715
感想・レビュー・書評
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平成生まれだけどどこか懐かしい感じがする。映画Alwaysが好きなので街並みはそれを想像しながら読んだ。
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ノスタルジックで、情景が目に浮かぶ。映画のような小説。
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朱川さんの描くものはノスタルジックで暖かく優しい
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昭和40年代頃を中心にした時代、都電が走る下町のアーケード商店街がある街を舞台に、生と死の間を行き来する不思議な体験を軸にした連作短編の構成。
昭和50年代に子供時代を過ごした自分からすると少し前の時代で、どんぴしゃノスタルジーを感じるには今一歩なのだが、人と人の距離が今よりも近かった素朴で小さな世界の雰囲気はよくわかるし、伝わってくる。
ハートウォーミングな筆致の中に、人の世の業が織り成す、今となってはやや生々しく感じられる件りも所々に盛り込まれる。令和の時代の日本社会の深層にも生き続けるウェットな人間関係の負の側面を意識させられ、やや重く感じられたというのが正直な印象。 -
今回、読書にハマるきっかけとなった本です。
不思議な町へ自分も入り込んでその場にいるような気がするくらい昭和のノスタルジックな情景が浮かんできて、短編集で読みやすいというのもありますが、あっと言う間に読み終わりました。
しばらくしたらまた読みたくなると思います!! -
なごり歌を先に購入してしまい、こちらのかたみ歌が先の作品と知り慌ててこちらも購入し、読破しました。
非常に良くできた短編集……かつ、それぞれ少しずつ人物が被るように絡んだストーリーの構成………あ、ここでこの人物が関係してくるのか!と意表を突かれたりで、じっくりゆっくり楽しめる読み物って素晴らしいなぁと感じました。 -
アカシア商店街での話。
地域密着、という感じの話ではありますが
時代も主人公も別々。
ただ、古本屋の主人だけが出てきます。
少しずつ分かったり、かけらだったり。
そこに繋がるのか、という小さな驚きがありました。 -
ちょっと不思議な短編がたくさん。読み返すとなかなかのかみごたえがある。
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初めて読みました。朱川さん。
昭和のノスタルジックととるか、ホラー話ととるかは読んだ人次第。
私の感想は、ホラーチックで怖かった。
です。