- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101339184
感想・レビュー・書評
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2021/1/21 再読
スマホで再読登録がうまく出来なかったので付け足し。
冬になったから読み直した。
外は雪が降っていて、水も凍るくらいだから絶対に今住んでる所よりも寒いはずなのにやっぱり不思議とあったかい。
再読して角田光代さんのあとがきがより沁みる。
たしかに彼女からしたら小鳥ちゃんは自由すぎて敵わない。
2020/10/21
冬になったらまた読みたい。
不思議だけどあったかい感じがなんか癖になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりに。
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寒い朝に突然の出会い。
素敵な お話 -
何度目かの再読。
この小説、しばらくするとまた必ず読みたくなるのです。
1、2年ほど前にも読んだけれど、そのときとはまた違ったかおをみせる。
学生時代に読んだときには、小鳥ちゃんにムカついた。
気を引くようなマネして。嫉妬なんかして!
でも、解説にて角田光代さんがおっしゃっていたことが、いまはとても、とてもわかるのだ、、
これは恋の話ではない。
私たちの世界では、恋、という言葉しか、最も近しいものがないから、どうしようもなく、恋のような、と言うしかない。
そして、小鳥ちゃんの存在に感じる、さみしさ。
自分の足で、自分の好きなように、どこでも好きなところへ行けるのは、たったひとり、小鳥ちゃんだけなのである。
最高に自由であるとともに、いちばんの孤独。
これは、今回読むことで、初めて感じたものだった。
次は、いつになるかな。
ぼくの小鳥ちゃんの、ちがった一面がまた、
見つかるに違いない。
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小鳥ちゃん、憎たらしいけど、憎めない。小悪魔め!
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ぼく。
小鳥ちゃん。
彼女。
だれの立場で読みましたか?という角田光代さんの解説にうーん、考えさせられた。基本的にぼくの立場で読み進めていたけれど、彼女の立場になったらまた違う本として楽しめそう。
出来過ぎな彼女も、ちょっと外国人風の生活も、おしゃれな窓辺やテラス付きのレストランの描写も、全体的に詩的な雰囲気を醸し出していて素敵だった。休日にゆったり読みたい本。 -
”そこらへんのヤワな小鳥とは、ちがうのよ”
という小鳥ちゃん
挿絵に惹かれて買った小学生期にはわからなかったものが
二十歳を越えた今、わかる気がした。
強気な小鳥ちゃんの不安定さ、寂しさは
実は結構多くの人が抱えているものだと思う。
年を重ねるたびに読んでいきたい作品