ぼくの小鳥ちゃん

著者 :
  • 新潮社
3.60
  • (447)
  • (474)
  • (1117)
  • (65)
  • (15)
本棚登録 : 4970
感想 : 541
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339184

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • スラスラ読み進められた。
    彼女との関係、小鳥ちゃんのと関係、2つの世界を過ごすぼく。
    なんだか小鳥ちゃんの切なさを感じた。

  • 小鳥ちゃんの自分の気持ちに正直なところがいい。

  • かわいい本。
    江國さんの言い回しが好き。
    みんなとてもすっきりしていて、読んでいて清々しい。
    絶妙なバランスだなぁと思う。

  • 寒い冬の日、あったかい部屋でホットミルクを飲みながらこの本を読みたい。たしか本の帯にもそんな宣伝文句が書いてあった気がする。

    ちょっと生意気な小鳥ちゃんと、しっかり者のガールフレンドと、僕の3人の物語。時折はさまれる荒井良二さんのイラストが、その世界観をよりステンドグラスのようなイノセントなものへと誘ってくれる。

    「僕」とガールフレンドが楽しくスケートしている様子を見た小鳥ちゃんがやきもちを妬いて、だから「僕」が小鳥ちゃんのために小さな小さなスケート靴を作って、小鳥ちゃんが洗面器にはった氷の上でくるくるスケートするくだりがたまらなく好きだ。かわいくて、美しくて、幸福に泣きたくなるのだ。

    じんわりと温かい気持ちになる本。ありきたりな文句だけど、ぜひ寒い冬にはこの本をお供に休日を過ごしてほしい。あたたかいものを飲みながら。おいしいクッキーを食べながら。

  • 冬にクッキーとcoffeeを味わいながら読みたい本。

  • ほのぼの。すぐ読める。久しぶりの仮名遣い。ぼくの小鳥ちゃん

  • すき

  • 1時間弱でよめた。彼女に勧めたいけど勧めたら自分の求めてる彼女像をおしつけてしまうことになるかな?

  •  生意気で我儘だけど寂しがり屋の小鳥ちゃんが愛しくて大好きになった。そんな小鳥ちゃんと、小鳥ちゃんの小さなからだや強いけれど繊細な心を大切に扱うぼくとの二人の生活は尊くて温かい。だからあの生活が永遠に続いてほしいと思うけれど、羽を持っているがゆえに自由の身である小鳥ちゃんはもしかしたらいつかは飛び立っていってしまうかもしれない、という気配がどことなく漂っていて、幸せながらも切ない気持ちになった。また、雨降る中お家で話をする二人が「雨にとじこめられる」と表現されていたのがとても印象的だった。

  • 20111217
    初読み!
    小鳥ちゃんかわいいなあ


    再読。
    動物と人間の・・・ってのは、「デューク」とか思い出しますね。
    初期江國節。すきです。
    小鳥ちゃんの性格がモロに江國系女子だよな~~これからのぼくと小鳥ちゃんと彼女の展開めっちゃ気になるけど、そこで終わるのがまた江國節・・・。

全541件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江國香織の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×