日曜日の夕刊 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349145

感想・レビュー・書評

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  • 「逆上がりの神様」で泣けた。
    弟にやきもちを妬くけど、必死に我慢するおねえちゃんの、複雑な気持ちが親として泣ける。

    日常のイライラが心ほっこりに変わる短編集

  • チマ男とガサ子
    カーネーション
    桜桃忌の恋人
    サマーキャンプへようこそ
    セプテンバー'81
    寂しさ霜降り
    さかあがりの神様
    すし、食いねェ
    サンタにお願い
    後藤を待ちながら
    柑橘系パパ
    卒業ホームラン

    日常にあるちょっとしたこと
    本人にはおおごと そんな事態に遭遇したら
    あせったり、落ち込んだり、ホンワカしたり
    同じことの繰り返しではない 日常が 
    ドキドキする日常が ちゃんとそこにある

  • 逆上がりの神様が一番お気に入り。小学三年生の夏休み、逆上がりができるまで学校に通わされたのを思い出す。夏休み終わる数日前までできなかったなぁ…。

  • がんばれば、いいことがある。努力は必ず報われる。そう信じていられる子供はしあわせなんだ。信じさせてやりたい。おとなになって「おとうさんの言ったこと、嘘だったじゃない」とせめられてもいい、14歳やそこらで信じる事をやめさせたくない。

  • チマ男とガサ子、結構泣けました。

    短編好きな人におすすめです

  • 【さかあがりの神様】

  • 息子は4年生のときにも読んでいたが、「良く分からない」と言って途中で読むのをやめた。短編集なので何篇かは読んだと思うが。今回はそろそろどうかな、と渡してみると「面白かった」とあっという間に読んだ。最近塾の読解で「さかあがりの神様」が扱われたらしい。そのほかには「サマーキャンプへようこそ」「卒業ホームラン」がいい話だなと思った。

  • 何気ない生活の一部分を切り取ったストーリーが
    春夏秋冬、全部で12編が詰まった1冊。

    キャラクターや環境の設定も”ありがち”に見受けられるけれど、
    その中に、ささやかな、それでいて暖かい気持ちが沢山詰まっています。

    重松さんの作品に出てくる主人公は
    比較的、中年男性やお年頃の子持ちパパが多いですが、
    この短編集には女性が主人公となっている作品もあって、
    色んな重松ストーリーが楽しめます。

    ヒーローやスーパーマンではないし、決して格好いい展開ではないけれど、
    大切なモノ、大事な事は自分のすぐ傍にあるってことを気付かされます。

    読んで良かった。

    そう思える1冊。
    やっぱり私、重松作品が好きです。

  • 短編集。重松さんにしては…と思いながら読んでいましたが、後述と題名を加味すればこの小説はこれで良いんだと思いました。まさに「日曜日の夕刊」です。

  • いろんな家族の話。
    笑ったり、ウルッときたり、唸ったり。
    家族が恋しくなった時や、鬱陶しくなった時にはぜひ読みたい。

    チマ男とガサ子はその後が気になる。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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