汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800561

感想・レビュー・書評

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  • 今回の話は階段島にいる七草ではなく、現実サイドの七草と真辺のお話。文章から感じるイメージが曖昧で完全に理解できない。タイトルの意味は現実の真辺に対する七草のこれまでの気持ちだということは理解できたが。どうもこの人の文章は意味がはっきり取りにくいんだよな。これで完結とも思えないし、続きもありそうなので続編が出たらその前にシリーズの最初から読み返してみようかと思う。

  • 2016.5.11読了

  • 階段島シリーズ第三弾。
    今回は階段島ではなく現実世界の話となる。現実的ではあるが不思議さに欠ける。オチも比較すると驚きが少ない。世界観は好きだし魔女についても展開があったので楽しみだがシリーズオチは見えてきた。

  • ■傷つき、泣いて、僕たちは恋をする。

    七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女?ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。

  • 七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女?ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。(裏表紙より)

    相手に「こうあってほしい」っていう一種の押し付けみたいなものって、結構やってしまいますよね。で、その理想と現実の違いに気づいて勝手に傷ついちゃうの。冷静に見てみれば、その現実こそが魅力だったりするのに。
    何にせよ、人に多きを求めてはいけないなと思う今日この頃です。

  • 現実世界まで語られるとは!
    より深みを増す階段島シリーズ、魔女の存在を巡るおはなし。
    七草はやっぱり七草で、真辺はやっぱり真辺だった。
    安達の存在がとっても不穏で、、。

  • タイトルでここまで心を掴まれる本は稀で、装丁にも目を奪われた、そんな階段島シリーズ第3弾。著者が以前、シリーズ1作目の時に「あやふやな感情を、あやふやなままできるだけ丁寧に描写したくて」と言っていたが、ここにきて急に輪郭を帯びた。それが「恋」。そう、ある種の人は恋を自覚するまでにとんでもない遠回りをしなくてはならず、ゆえに主人公二人の切り捨てたものが哀しく感じる。今回の舞台はほとんどが「現実」で、階段島とのリンクが描かれ、謎は深まってきた。主人公たちと世界そのものの行き先を、もう少し見守りたい。

  • 再読2回目。
    シリーズ第3弾。とりあえず読んでみた、という印象になってきた。最後まで行けるかな。

  • タイトルが良い。島の話はどうなった?と思いつつ読む。ちゃんと繋がって納得するも、捨てたって変わってないんじゃないのかな。前2作を読み返したくなった。

  • 「私が捨てたのは、七草。君だよ」

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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