シーシュポスの神話 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102114025

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  • アルベール・カミュの不条理は現代人にも通じるのか?

    読み進めると、哲学の勉強が足りない自分に気付いてがっかり。まだ半分も理解してない。不条理。

  • 不条理についての論考

  • 憧れ

  • 不条理の論証 僕らが日常に感じる不条理の感覚を、カミュは言葉をつくして説明しようとする。とりあえず、凡庸であるがカミュはハイデガーのいうところの≪憂鬱≫が不条理感の端緒であると教える。つまり、「日常→倦怠→なぜ→無意識的日常への回帰か決定的な目覚めか」。不条理は人間をとらえて放さない。そして、「不条理という言葉の当てはまるのは、この世界は割り切れず、しかも人間の奥底には明晰を求める死に物狂いの願望が激しく鳴り響いていて、この両者がともに対峙したままである状態についてなのだ。不条理は人間と世界と、この両者から発するものなのだ。いまのところ、この両者を結ぶ唯一の絆、不条理とはそれである。」と、喝破する。ここは彼の小説『異邦人』にも関わりのある部分である。非常にかっこいい表現として「重要なのは病からいえることではなく、病みつつ生きることだ」というものがある。文章が美文といわれてはいるが、非常にわかりにくい。一度だけでは理解できないかもしれないが、読むたびに美しい表現に出くわす。

  • 世の不条理について説いています。記憶に残しておきたい。

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