シャンタラム(上) (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (700ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102179413

感想・レビュー・書評

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  • 久々にどっぷり世界に浸ることができた小説。ジョニー・デップ主演で映画化されるらしい。

    舞台はインドのボンベイ。男は国際指名手配中の逃亡犯。オーストラリアの刑務所を脱獄し、ボンベイに逃げてきた。空港を出て街へ出るところから物語は始まる。
    スラムの暮らし、マフィア、奴隷市場、臓器銀行・・・”シャンタラム”と名付けられた男の前に現れるインドの現実とは。

    著者自身が脱獄を経験し、インドに逃亡した経験を持つというから驚く。

    この長い物語をどういう話か要約することは難しいし、あまり意味がないのでやめておくが、インドってこんな国なんだということを少しだけ知ることができたような気がする。インドは心の国だという。インドの風景、人々の生き方、考え方、価値観を主人公の冒険を通じて感じることができる。
    著者自身の人生哲学がにじみ出る冒険小説。
    インドに行ったことがある人の感想もぜひ聞きたい。

  • レビューは下巻にて。

  • はたしてこれから先、面白くなるのか。もうスラムの喧騒ぶりはいいんだけれども。

  • まとめて書きます。

  • 現時点で中巻の真ん中へん、だけども、これまでのマイベスト小説と同じくらい、本の世界に持ってかれて、戻ってくるのが大変。

  •  上、中、下全3巻のボリュームだが、あっと驚くストーリー展開で、読み始めると止まらなくなる。主人公はオーストラリア人。武装強盗で20年の懲役を言い渡されるが脱獄、身を隠すためにボンベイ(ムンバイ)に逃亡する。スラムで潜伏中、ふとしたきっかけで無資格ながら住民を診療するようになり、やがてコレラから人々を救うなど、スラム住民たちになくてはならに存在になる。
     裏社会のボスとの交流、無実の罪での投獄、パスポート偽造に手を染めたり、薬物中毒になったり、ソ連占領下のアフガニスタン潜入・生還するなど、これでもかというくらいドラマチックな人生。出会う人たちがまたとてつもなく魅力的。著者の実体験が一部反映されているというのにも驚いた。観光ではなかなか見えてこない、インドやボンベイ(ムンバイ)の裏の姿を知るのにも最適の一冊。

  • ボンベイの雰囲気が伝わってくる。ちょっと細々しすぎるけど、出てくる誰もが味のある人物で、出会いが主人公をどんどん深みに誘い込む感じ。中、下巻と先は長いけど楽しみな作品。帰りに中巻買ってこよう。

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