疑心: 隠蔽捜査3

著者 : 今野敏

• 新潮社 (2009年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[oyajisanさんの感想 · 2013年12月2日]

２の終わりからの流れで竜崎と妻冴子の結婚前後のエピソードとかを期待していたら、まさか竜崎をこんな切り口で描いてくるとは、意表を突かれた。
禅公案の部分までストレスが溜まりまくって読み進めていたが、そこから後はやはり竜崎ワールド、すっきり！
竜崎の心情とまったく一緒の波で読まされていた、ストレスの元だった畠山との気持ちの関係は読み終わる頃には少し期待していたのだけど、やはりこれでよかった(笑)
登場人物もみんな味があっていい。

[southyorkshireさんの感想 · 2013年11月18日]

幼なじみの絆

[sakuchiさんの感想 · 2013年11月3日]

米国大統領来日に伴い、警備の方面本部長に任命された竜崎伸也。持ち前のカタブツブリを発揮しつつ、任務を遂行しようと奮闘努力するが、米国からやって来た大統領警護官のハックマンはテロの兆候を見つける。警備の要となる空港を閉鎖するのかしないのか、悩む竜崎。さらに秘書官としてやって来た畠山美奈子の存在が、竜崎の調子を狂わせる。
たった一人の大統領警護官の言い分で日本の警察が右往左往することがあり得るのか？　とか、いろいろ突っ込みどころはあるが、読み物としては面白かった。

[takeshi3017さんの感想 · 2013年9月28日]

隠蔽捜査シリーズ3作目。今回は竜崎の恋というのがテーマ。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou15603.html

[KUROさんの感想 · 2013年9月22日]

今までに様々なピンチに遭遇してきた竜崎ですが、今回のは今までで最大の危機だったかもしれません。何しろ竜崎の武器の一つである揺るぎない理性では太刀打ちできない問題でしたから…。
どう決着つけるのかと思ったらあまりにも竜崎らしい解決法に伊丹ならずとも唖然としてしまいました(笑)
さすが竜崎。

[hige0519さんの感想 · 2013年9月10日]

このシリーズは竜崎のキャラが一つのウリだと思うのですが、恋をしてひどく狼狽する姿にイメージが崩壊しました。正直、竜崎の恋愛事情はあまり読みたくなかったです。ただ、禅を読んできちんと踏ん切りをつけるところは竜崎らしいと思いました。
また、クライマックスのハックマンの主張に意図が解らず、著者の都合で展開している印象を受けました。

[Kazumiさんの感想 · 2013年8月30日]

シリーズ3作目。今回は竜崎が思春期のような恋に苦しむので、しっかりしなさいっ！とヤキモキする。夜眠れなくなったり嫉妬したりで仕事が手に付かないので、らしさが出ない。まぁ最後は立ち直って活躍するんだけど。シリーズ物なのでたまはこんな回も。

[Ellie さんの感想 · 2013年7月15日]

竜崎さんが恋をした。
いつも冷静な竜崎さんが伊丹に相談したり、禅の本に手を出した。

相手の女性がワンパターンの描写で、好きになるほどのものか疑問だった。
竜崎さんの恋心についていけなかった。
このシリーズの中では一番好きじゃない。
男にとって都合よすぎて興ざめした。

[flbjeさんの感想 · 2013年7月12日]

原理原則を重んじる警察官僚が、信念である理性で押さえきれない感情～恋愛で思い悩む。建前と感情を両立に悩む。仕事にも集中できず、支障を来たしていたが、幼馴染の伊丹のアドバイスにより禅の公案に触れ、恋愛も含め懸案事案を一気に解決する。婆子焼庵:自分のありのままを認める。欲情することに罪悪感など持たずに、それを受け入れる
仕事の上で密接なかんけいを作ることが二人の間で大切なことなのだ。
エオリパク～に遠慮する＞を尊敬する

[meiji1914さんの感想 · 2013年6月6日]

竜崎さんがうじうじしてると話が進まないですね笑

奥さんの病気の時は冷静な判断が下せて、初めての本気の恋に狼狽えて冷静さを欠くというのは、わかるけど納得いかない気になります。

なんというか…奥さんがカッコいい人なので、竜崎さんが残念というか。

変人で通常の人とは違う竜崎さんが好きなので今回は私はあまりでしたー。

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」