サクリファイス

著者 :
  • 新潮社
4.06
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本棚登録 : 2712
感想 : 640
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103052517

感想・レビュー・書評

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  • この作品は自転車のロードレースを通じたサスペンス小説なのですが、ロードレースの世界を忠実に描き、また臨場感あふれるスピーディーな展開で非常に面白い作品でした。
    嫉妬心や若手へ夢を託すような話に、非常に引き込まれました!
    自転車(ロードレース)好きには大変興味深い内容で、サスペンス要素も入った非常に面白い作品だと思います。

  • 魅力的な登場人物が誰一人としていなくて
    感情移入出来ず。

    物語もロードレースの世界も面白かった分、
    残念でした。

    石尾が袴田に行った行為に対する動機が
    納得出来なかった。
    やっぱりやりすぎでしょう。

  • 2014.8

  • ラスト近くで、タイトルになっている言葉が胸に迫ってきて、号泣だった。

    なんでそうなっちゃったんだよ、なにもそんなこと……と思うけど、それはストーリーに文句があるんではなくて、小説に引き込まれ、作中の人物がほんとうに存在するような気持ちになってしまったからなんだ。
    このラストを迎えるには、こうなることが必要だったんだな。

  • 日本推理作家協会賞候補(61回/2008年)

  • ★2014年7月6日読了『サクリファイス』近藤史恵著 評価A

    さすがに、第10回(2008年) 大藪春彦賞受賞だけのことはある。自転車ロードレースを知らない人でも、知らず知らずのうちに引きこまれてしまう青春小説であり、サスペンスでもある。

    私は、本来読むべき順番を無視して、この近藤史恵さんの作品を逆の順序で読んでしまっていたが、それでも十分楽しめる。自転車レースがなぜ欧州であれ程人気があって、紳士のスポーツとされているのか。レースの中での駆け引きがどのような成り立ちなのかも自然に分かるように作られている。

    そして、最後に分かるサクリファイスの意味。トリックというものではないが、人それぞれの人生、その考え方が、上手い心理描写によって、表現され、ストーリーに反映されているところが、すばらしいと思う。

    自転車に乗らない人にもおすすめの逸品。

  • 漫画、弱虫ペダルを読んでからロードレースが気になり始め、表紙に惹かれて手に取りました。ミステリー要素もあり、続きが気になって一気読みです!主人公の白石君 はもう成人だけど、高校時代の恋の痛みを引きずっていて、ある意味青春小説としても楽しめました。頑張れ!白石!

  • 自転車のロードレースのことがよくわかるし、ストーリー展開にもスピード感があって予想以上に面白かった。

  • すごい!
    勝つことに執念を燃やすスポーツの話と思いきや、
    もっともっと深い話だった。
    ロードレースのこともよくわかったし、お勧めです!

  • 泣けた!
    ロードレースの世界も新鮮だった!
    久しぶりに読みごたえある

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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