- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103065722
感想・レビュー・書評
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ジーンワルツがスラスラ読めたので、こちらも購入。
母目線で、また違う楽しみ方ができました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ジーン・ワルツ』と対になる作品。こちらは母親のみどり目線で書かれたお話。『ジーン・ワルツ』よりも理恵先生のクール・ウィッチっぷりが際立っていたように思える。みどりさんは本当に普通の感覚を持った普通の人なのになぁ。ユミちゃんがなんだかんだ一番正直で一番好きかも知れないな。しかし、理恵先生本当冷酷というか、怖いなぁ。そしてこの物語が『医学のたまご』へと続くわけですね。2011/554
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代理母の話だが、事があまりにも素早く展開するのに圧倒された.産婦人科医の娘・理恵から代理母をお願いされた母親・みどりは55歳.医学的に可能なんだろうが、何かしっくりこない.本文にもあったが医学の進歩と法律上の問題、更にはこれまでの常識との乖離、などが絡んだ複雑な案件だからかもしれない.理恵と夫の伸一郎の関係もドライだがこのような夫婦もありうるのだろう.
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ちょっと異色の産婦人科シリーズ。
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代理出産についてと言うより、代理母の気持ちなのかな?
母親の資格が無いって、どうなんだろう?子どもと共に成長していくのではダメなのかな?
本の中の人たちはスッキリしてたけど、読後の気持ちはなんだかなぁー?とスッキリしない。 -
ジーン・ワルツのみどりサイドの物語。相変わらずユミちゃんの成長がよい感じです。また別の作品で会えるのかな?医学のたまごも読了済なので、かおるちゃん誕生がうれしかったです。母になること、出産について、そして代理母について改めて考えさせられました。
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ジーン・ワルツを代理母、。超高齢出産で双子の母親となるみどりの視点から見たお話。親権は解決するが、どのように育っていくのか心配でもある。
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『ジーン・ワルツ』の出来事を曽根崎理恵の母親である山咲みどりの視点から描いている。『ジーン~』と『医学のたまご』の架け橋的作品。前作でも「クール・ウィッチ」ぶりが際立ってた理恵だが、みどりの視点ではもっと情緒に欠け、冷酷な女性に映っている。代理母という法的に危うい状況で過ごす10ヶ月間、お腹の子や娘の夫に対し気持ちが揺れるのは女性としてわかる気がする。句会の主宰者・丸山の最期の句が切なくて印象的だった。もし理恵が仮にこの句を受け取ってもこの情緒はきっと理解できないのだろう。