あの夏を泳ぐ: 天国の本屋

著者 :
  • 新潮社
3.39
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本棚登録 : 192
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103080312

感想・レビュー・書評

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  •  天国の本屋です。二人のあさこ、無事良い方向へ。
     無難に話が進んでいきますが、このシリーズのしみじみと切なくて、が余り感じられませんでした。麻子の性格でしょうか?

  • 学生時代から20代にかける物語で
    高校時代を懐かしく思うとともに
    これからの生活を前向きに思える一冊でした。

  • 忘れてた気持ちを思い出せる本。彼らが過去を乗り越えることで、自分も何かを乗り越えられたような清々しい気持ちになる。

  • 〈内容〉高校の水泳部でライバルだった麻子と朝子。卒業から五年たったOB会の日、麻子はひとり不思議な書店に迷い込む。いっぽう朝子は見知らぬアロハシャツの男から、麻子との秘密の宝物を渡されて…。過去と現在、天国と現世がまじりあう奇跡の物語。

  • まだ死んでいない人間の麻子が天国を体験しに行く。中学の頃から水泳界で注目を浴びていた麻子、中学から水泳を始めたばかりのど素人朝子と2人のコーチをした三沢のお話し。高校の時、お互いに三沢を好きになり、水泳でもライバル視していた2人。けれど、三沢がある日、死んでしまう。それをきっかけに朝子は泳ぐことをやめてしまった。水泳部の集まりをきっかけに、再び水泳をはじめ、恒例になっている永遠大会に出場する。一方、天国で本屋で手伝いをしていくうちに、自分が本当にやりたいことをみつけて、現世に戻ってくる。永遠大会で麻子と朝子は再開を果たし、「ゴールで待つ。」と言う三沢との約束を守るために2人でゴールを目指す。天国と現在、過去が混ざったちょっと不思議なお話し。

  • 「人にはまっとうすべき役割があるのだ。実はそれは、他人から見れば簡単にわかるくらいのものだが、だいたいの人間は、自分で自分の役割を見失ってしまう。本来、才能という言葉はその役割を発揮している人間に向けられるべきものなんだ」

    天国の本屋ーーーー!!!
    私も一度行ってみたい、いや、できるならアルバイトとして。
    そしたら、ヤマキさんは、私にどんな役割があると教えてくれるのかな、いや、教えてくれるんじゃなくて、自分から知ることになるんだと思う。

    今までの天国の本屋シリーズに比べるとちょっぴりインパクトに欠けてしまうけれど、優しくて心温まるストーリーは変わらずに顕在。
    ボロボロと涙がこぼれることはないけれど、読み終わった後に、ほぅっっと、柔らかい息を吐きたくなります。
    疲れていたときに、ホッと肩の力を抜かせてくれる大好きな天国の本屋シリーズ。
    また出ないかなぁ・・・。

    【9/18読了・初読・市立図書館】

  • 2009/7/19 チェック済み

  • なんか書ききれてない印象。でも、個人的に水泳が好きです。

  • 「天国の本屋」シリーズの続編。スポーツが得意であったものの成り行きで高校の水泳部に入ることになった朝子と、中学校時代に好成績を挙げており将来のエース候補として期待されて入部した麻子を中心とした物語。800m自由形という同じ種目を取り組むことになった二人の前に現れた大学生の三沢のコーチングによって記録を伸ばす二人であったが、彼を思う気持ちが次第に大きくなっていき・・・シリーズではおなじみの、ヘブンズ・ブック・サービスのメンバーや読み聞かせも登場します。(2008.10.25)

  • 天国の本屋シリーズ第四弾

    水泳部を舞台にした話、いつも通り天国の本屋を舞台に話は動く。
    全三作に比べても、さわやかに起伏がゆるめで話は進行する
    悪く言えば盛り上がりには欠けるが、すごく落ち着いて読める一作ではある。
    いつも通り挿絵も素敵です

著者プロフィール

1968年生まれ。作家。著書に『男の出産』『マリコはたいへん!』など。またコンビ作家「松久 淳+田中 渉」として、映画化もされた『天国の本屋』シリーズ、『ラブコメ』シリーズなどがある。オフィシャルサイトhttp://www.matsuhisa.com/

「2013年 『男のミカタ2 酒の席で説教はやめてください』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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