楽園のカンヴァス

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103317517

作品紹介・あらすじ

ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間-。ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい作品でした!!

    ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはルソーの名作『夢』に酷似した絵画の真贋鑑定をすることになる。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げる。手がかりとなる謎の古書を読ませて行うリミットは7日間。ライバルは日本人研究者の早川織絵。
    この作品アートミステリでスケールの大きさにワクワクしながら、ぐいぐいとその世界観に惹き込まれてしまった。絵画に向き合う溢れる情熱や、謎解きに、次第にこちらも胸が熱くなってくる。
    とてつもなく、面白かった!

    作中に出てくるルソーやピカソなどの作品は、検索しながら読んだ。
    やっぱり絵を観るときは画家本人についてや、その背景などを知っていた方が断然面白い。
    今まで美術館に行ってもなんとなく観てきてしまっていたなぁ……、そんな鑑賞の仕方はもったいなかったなと、後悔する気持ちになった。これからは音声ガイドなども利用するのもいいかもしれない……。

    胸がキュンとするような文章も心に残る。
    なんて素敵な終わり方なんだろう…。
    読み終ってため息をついた。

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      しじみさん、こんつは〜♪w

      しじみさんマハさんの本、たくさん読まれてますよね!!そしてこの作品やっぱりお気に入りなんですね、同じですね〜(...
      しじみさん、こんつは〜♪w

      しじみさんマハさんの本、たくさん読まれてますよね!!そしてこの作品やっぱりお気に入りなんですね、同じですね〜(*^^)v
      そして私も、絵画に興味出ちゃってますヨ(笑)キュレーターの仕事……、
      凄い仕事ですよね‧˚₊( ˶ ⁰∀⁰)‧˚₊‧˚₊

      私もしじみさんが読んだようなマハさんのアート作品、これからまた読んでみようと思います〜
      ୧( •̀ㅁ•́๑)૭✧♡♡










      〜(笑)
      2023/06/19
    • aoi-soraさん
      皆さん、おはようございます♪
      遅ればせながらのコメント失礼します

      マハさんの本は沢山ありすぎて読みたい作品だらけなんです
      「楽園のカンヴァ...
      皆さん、おはようございます♪
      遅ればせながらのコメント失礼します

      マハさんの本は沢山ありすぎて読みたい作品だらけなんです
      「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」共に未読なので、読みたーい♪

      因みにバールの順番もだいぶ近づいてきましたよ
      15番です
      2023/06/20
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      おはようございます!!
      「楽園のカンヴァス」
      是非是非読んでみて下さいね〰️

      もう、壮大なストーリー、世界観
      でした〜(*˘︶˘*).。....
      おはようございます!!
      「楽園のカンヴァス」
      是非是非読んでみて下さいね〰️

      もう、壮大なストーリー、世界観
      でした〜(*˘︶˘*).。.:*♡
      私も ズキューン!!❥❥❥
      この作品の虜です〜

      2023/06/20
  • 「アート小説の先駆者」と呼ばれる原田マハさんの代表作。
    芸術の知識がないと愉しめないかもしれない…と思い、これまで手を伸ばさずにいたことを後悔するほど、本作で原田さんの作品の魅力に一気に引き込まれた。

    物語は、1983年:MoMA(ニューヨーク近代美術館)の学芸員ティム・ブラウンと、新進気鋭のルソー研究者早川織絵が、ルソーの大作『夢』とほぼ同じ構図、同じタッチの作品『夢をみた』の真贋を判定する七日間、1906~1910年:この判定の為の調査資料として与えられたルソーに関する「物語」(劇中劇)、そして2000年:ティムと織絵の再開の3つのパートで構成される。

    読了直後で、余韻が冷めやらぬうちに、この作品の魅力を思う存分書き記していきたいと思います。
    ※ネタばれ注意

    まず一つは、時と場所を越えた構成。時間だけを行き来したり、場所が変わったりという作品は多々あるし、時と場所を越える作品ももちろんあるが、本作はその中に、ルソーの「物語」(夢をみた)という劇中劇がもう一つ加わった、奥行きを感じる構成。しかも、このルソーの「物語」が、作品のメインにもなっており、フィクションにもかかわらず、実在を疑うような内容で、短いながらもそのストーリーにぐっと引き込まれる。全部で7章からなるこの作品をティムと織絵が交互に読み進める七日間は、自分も物語に入り込んでいる気分になり、読み進める手が止まらなかった。

    続いて、ティムと織絵、そしてバイラーとジュリエットの、職業魂とルソーへの愛も、本作の魅力の一つ。キュレーター、研究者、コレクター、アートコーディネーター。それぞれのプライド、情熱、ルソーへの愛が作品全体に溢れ出して、青春小説を読んでいるかのような熱さを感じる。まさに"PASSION"の塊。
    一方で、側近のコンツやクリスティーズのマニング等、『夢をみた』を狙う刺客の存在も大きい。作中で、"美術の世界は欲にまみれている"という言葉も出てきたが、この刺客の存在が物語をよりリアルなものにしていて、ヒーローvs悪役の構図という意味では、欠かせないキャラクターだなと感じた。

    さらに、劇中劇となる物語『夢をみた』で描かれる、ルソーやピカソの絵に対する情熱、ルソーからヤドヴィガへの愛、ピカソからルソーへ向けられた期待、祈り、そして最後に贈られたカンヴァス。ルソーは最期、どのカンヴァスに何を描いたのか?「ピカソの上のピカソ」か、「ピカソの上のルソー」か、はたまたそれ以外か…?『夢』と『夢をみた』の真贋は…?。これらの謎に迫る過程は、まさにミステリー作品であり、わくわく感が止まらない。美術に対して造詣がある人にとってはまた意見が変わってくるのかもしれないが、素人の私にとっては、知識がない分、素直に物語に引き込まれたし、ルソーやピカソに対して純粋に「もっと知りたい」という興味を掻き立てられた。

    読了後もこれだけ余韻に浸れる作品は久しぶり。
    ルソーやピカソを題材にしたアート小説・ミステリー小説であり、
    キュレーターや美術館の監視員というお仕事小説であり、
    十数年の時を超えた友情・恋愛小説でもある。
    一つの小説で何冊も作品を読了したような感覚になる、読み応えのある作品です!
    芸術に知識がないからと、読むのを敬遠している方でも、問題なく楽しむことができる作品で、むしろ、そういう方にお勧めです!
    次は『リボルバー』読みたいと思います!

  • アンリ・ルソーって、けっして好きな画家じゃなかったのに
    頁をめくる手が止まりません。

    倉敷、ニューヨーク、バーゼル、パリ。
    2000年、1983年、1906年。
    時間も場所も飛び越えて交錯する、壮大な謎と運命の物語。

    ブクログ仲間さんたちが絶賛されていたこの本。
    すぐ図書館に予約したのだけれど半年たっても届かず、
    それでも気になる原田マハさんの本を、『キネマの神様』、『旅屋おかえり』など
    周りからじわじわと迫るように読み進めてきました。
    キュレーターという経歴から、理知的で冷静な物語世界を予想していたら
    思いがけずぽろぽろ泣いてしまうような温かい作品ばかりで、すっかり虜になって。

    そして、ついに届いた『楽園のカンヴァス』。
    こうに違いない!と思っていた、「キュレーターだった原田マハさん」がいました。
    しかも、絵画への深い洞察と知識の上に、溢れるような情熱と愛を纏って。

    食事に事欠いても、絵を描き続けずにはいられないルソーと
    貧しい暮らしの中でカンヴァスや絵具を買って届ける、ジョゼフとヤドヴィガ。
    内なる情熱を作品として生み出さずにはいられない芸術家と
    その美しさを崇拝し、守り、永遠に遺さねばと思う人々。

    生み出す人と、守り伝える人、という図式は
    いつしか新しい命を宿し、力強く育てていくヤドヴィガや織絵の物語にも重なって
    この世に生まれ落ちるすべてのものは、等しく尊いのだと訴えかけているようで
    胸が熱くなります。

    もし本当に『夢をみた』という作品が存在していたとしたら
    その絵の中のヤドヴィガは、すっと伸ばした左手に
    秘密だけではなく、情熱だけでもなく
    未来への希望を握りしめているのです。きっと。

    • まろんさん
      noboさん☆

      今週は、『楽園のカンヴァス』に『舟を編む』と
      何か月も待っていた本が続けざまに図書館から届いて、うれしい悲鳴をあげています...
      noboさん☆

      今週は、『楽園のカンヴァス』に『舟を編む』と
      何か月も待っていた本が続けざまに図書館から届いて、うれしい悲鳴をあげています。
      noboさんのところにも、早く届きますように!

      私も絵画にはぜんぜん詳しくなくて、ちゃんと読めるかしらと不安だったりしたのですが
      そこはさすが原田マハさん、絵画に謎の本という案内役をつけて
      壮大な物語世界に一気にいざなってくれます♪
      他の作品にくらべれば、やっぱり骨太というか硬質な印象はあるけれど
      読み終えたときは、ああ、やっぱり原田マハさんだ!と、温かい感動に包まれました。
      そしてそして、この本に出てくるピカソが、なんだかとってもいいヤツなんです(笑)
      ルソーのみならず、ピカソも見直しちゃった私でした(*'-')フフ♪
      2013/04/17
    • HNGSKさん
      まろんさん。私も読みましたー。何度も何度も、装丁に描かれているルソーの「夢」を見返しながら。
      美術館に行きたくなりますね。
      まろんさん。私も読みましたー。何度も何度も、装丁に描かれているルソーの「夢」を見返しながら。
      美術館に行きたくなりますね。
      2013/04/26
    • まろんさん
      あやこさん☆

      そうそう!読みながら、ルソーの「夢」の絵の細部が気になって
      何度も表紙を見てしまいますよね。
      大学の周りは美術館や博物館だら...
      あやこさん☆

      そうそう!読みながら、ルソーの「夢」の絵の細部が気になって
      何度も表紙を見てしまいますよね。
      大学の周りは美術館や博物館だらけだったのに
      どうしてあの頃、もっと訪れておかなかったのかしら! と悔やむ今日このごろです。
      2013/04/28
  • 傑作。
    美術が好きな人にはもちろんのこと
    そうでない人にも絵を好きになってもらえる作品。

    堂々たる設定で展開がどんどん進み次の章が待ちきれない。
    絵画へのほとばしるような情熱も素晴らしく読後感も非常に良い。
    「いい作品読んだ!」と幸せになれます。
    フランス語版も出ているのもわかります。
    海外でもきっと売れる作品ですよね。

    ルソーの「夢」を見に行きたくなりました。
    ニューヨークへ行く機会ないかなあ。。。

  • うーん、痺れた!

    アンリ・ルソーの作品は、学生の時に親と行ったMoMA展で観た。色使いや構図が一番印象に残り、記念に出展作以外の物も含めルソーの絵葉書買ってもらった記憶がある。親には「え?これがいいの?」と言われたが、逆に他の芸術家の作品は全く覚えていないくらいだった。

    原田マハさんの作品は、いくつか読んだが、描く世界も書き方も様々で面白い。
    原田さんの本職でもあったキュレーターが登場人物として重要な位置を占める本書。ルソーと同じように死後に評価された画家ゴッホについて書かれた「たゆたえども沈まず」とも違うミステリー仕立て。またそのミステリーが二重にも三重にもなっている。

    作中に出てくる、画家や作品名、場所をググりながら読むと臨場感が味わえる。
    無知な人間にも優しい、便利な世の中になりました。
    2020.3.23


  • どこまでも澄みきった美しい世界。
    時空を超えた愛の詰まった作品。
    読み終えてしばらくの間、どんな音も聞こえないくらい世界が静かになりました。
    初めて読んだ原田マハ作品。
    恩田陸の『蜜蜂と遠雷』で受けて以来の衝撃が走りました。
    キュレーターとしての造詣の深さと絵画に対する深い愛情に、
    大きく心を揺さぶられる作品でした。

    バイラー邸で1日一章ずつ読むようにと与えられた課題の「物語」。
    これを書いた作者についてのティムの謎解きは感動的でした。
    そして、ティムが織絵に再会できたら言おうと心に決めていた言葉が、
    心の中にしまわれたまま終わるのも素敵です。
    記憶に残る箇所はたくさんあるのですが、なぜか1か所、心に響く1節がありました。
    それは第一章の最後。
    こんな風に決心する時の心象を表現できるなんて…。

    * * * ごとり、と鈍い音が耳の奥で響く。これは、何の音だ。ああ、そうだ、
    蓋の開く音だ。16年もの間、重く固く閉じられていた「パンドラの箱」。
    その蓋が、いま、開けられたのだ。* * *

  • ひとには愛と情熱こそが必要なんだと知りました。

    これを読んでルソーを好きになったら、彼の絵を是非見てください。
    ….多分爆笑します。笑
    でも、もっとルソーを好きになるはず。

  • ルソー作品の真贋を見極めること、勝者には「夢をみた」の所有権を譲渡すると、ティム・ブラウンと早川織絵は、伝説のバイラーに呼び出された。

    勝負の内容は、がそれぞれ7章からなる物語を1日1章ずつ読み進めていき、最終日の7日目に作品の真贋を判断してもらうというもの。
    勝者にはこの絵の取り扱い権利が譲渡される。
    ルソーの名作をかけ、負けられない2人の戦いに火蓋が切って落とされた。
    しかし同時に、2人の研究者の背後には、良からぬ思惑の入り混じった人々の影がチラつくようになる。


    7章の物語には、アンリルソーの生い立ちや、「夢」のモデルになった女性のヤドヴィガ、世界的に有名なあのパブロ・ピカソが登場する。

    ルソー研究者であるティムと織絵の2人は、初めて読むルソーの物語にすっかり魅了されどっぷりとはまり込んでいく。
    そして物語の終盤では「夢を見た」を描いたキャンバスの下には、有名なピカソの青の時代を代表する作品が隠れているかもしれないと言う真実を知る。

    両者の背後にいる人たちの思惑が見え隠れする中、ルソー研究者が出す答えとは…?

    最後はあっと驚く種明かしもあって、読み応え充分な作品でした。
    絵に情熱を捧げたルソーの生涯を、すべてを投げうってでも守ろうとした2人の気持ちを思うと、とても感慨深く感じます。

  • キュレーター(学芸員)だった経歴のある著者が、満を持して発表した作品。
    ルソーの名画に魅せられた人々が交錯する、凝った構成。
    絵画への愛が熱っぽく、引き込まれます。
    美術館の内幕物としても面白く、美術史の知識は余裕をもって描かれているのが、さすが。

    2000年、倉敷の大原美術館で、監視員をつとめる早川織絵は、思いがけない申し出を受ける。
    大規模な展覧会のため、アンリ・ルソーの絵を借り受ける窓口として、MoMA側から指名されたのだ。
    17年前に帰国、シングルマザーとして実家でひっそりと子育てをしていた織絵だったが‥

    1983年、スイスのバーゼルに、二人の若きキュレーターが呼び出された。
    MoMAつまりニューヨーク近代美術館のティム・ブラウン30歳。
    もう一人は新進気鋭のオリエハヤカワ26歳だった。
    大富豪で伝説的な絵画コレクター、コンラート・バイラーが秘蔵するルソーの知られざる作品「夢をみた」を見せられる二人。
    MoMAの所蔵作「夢」とそっくりな題材で、同じタッチの大作だ。
    これが真作か贋作か1週間後に講評し、バイラーが気に入ったほうにこの絵の処理権を与えるという。
    7日の間に与えられるヒントとして、毎日少しずつ古書を読まされることに。
    その内容とは‥

    ルソーの晩年、家族を失った孤独な暮らしだが、特異な作品に注目する人も出始めていた。
    近所に住む美しい洗濯女ヤドヴィガに惹かれ、何かとささやかなプレゼントや作品をあげている。ヤドヴィガは妙な絵を描く変人を最初は相手にしないが、しだいにその妙な絵にふしぎな魅力を感じ始める。
    若き日のピカソがルソーと関わりがあった様子も、いきいきと描かれていて、夢がありますね。

    世界的なオークションハウスや国際刑事警察機構まで登場、怪しげな要素が絡み合いつつ、真贋の判定やいかに?
    織絵がヒロインとするならやや説明不足で、何があったか推測は出来るけど、読者には不親切ですが~
    真のヒロインはヤドヴィガというか、彼女が入り込んだ世界、彼女の描かれた絵なのでしょう。

    芸術には人の運命を狂わせるほどの力がある。
    けれども、狂わされた運命が悪いとは限らない。ということでしょうか。
    第二の人生のスタートへ、希望の感じられる結末。

    著者は1962年生まれ。中学高校を岡山県で暮らす。
    森ビル在籍中に、ニューヨーク近代美術館にも勤務。
    2002年フリーのキュレーター、カルチャーライターに。
    2005年作家デビュー。
    この作品は第25回山本周五郎賞受賞。
    第147回2012年上期直木賞候補作。
    第10回2013年本屋大賞第3位。

  • 後味爽快!
    こういうの好きだなあ〰!
    舞台はスイスのバーゼルの絵画ミステリー
    ティムと織絵の鑑定対決

    絵がわからなくても面白い
    美術館に行って絵を観たくなる
    名前が出てくる作品を検索しながら読んでみた
    本の世界に自分がいるかの様な錯覚をしてしまいそうな程引き込まれた

    原田マハさんの作品を読んだのは「本日は、お日柄もよく」に続く2作目だったが、自分の知らない世界に導いてくれて、2作品とも気持ちの良い終わり方だった
    違う作品も読んでみたい


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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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