神の子どもたちはみな踊る

著者 :
  • 新潮社
3.41
  • (72)
  • (168)
  • (368)
  • (38)
  • (5)
本棚登録 : 1743
感想 : 175
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534112

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 書き下ろしの『蜂蜜パイ』がとても好きです

  • この方は本当に、短編の才能があると思います。


    はぎれの良い文章で余計な言葉何一つ使っていない。非現実的なことを当たり前のように、説明なしに進めて行く度胸。


    どれも簡単そうで難しいことです。


    内容は言わずもがな阪神大震災を経験した村上春樹が書く短編です。どれも大胆に震災のことには触れていないので経験していない(正確には当時のことを覚えていない)私にも読みやすかったです。



    震災があった今だからこそ読もう!


    というような本ではないです。


    ・・・まとまらないなあ。

  • ◆村上春樹が「大震災」をテーマに書いた連作小説集!◆
    雑誌「新潮」に連載された『地震のあとで』5篇に書き下ろし1篇を加えた連作小説。ここでの「地震」とは1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災のこと。そして小説の舞台は1995年2月。あの地震のあとで、どちらかと言えば傍観者であった6人の主人公にどんなことが起こったのか。
    どんなに小さかろうと“希望”は必ずある、と感じさせてくれる小説集。村上春樹の小説を初めて読む人にも、ぜひおススメしたい本です。

  • 震災をテーマにした作品で、独特の喪失感が読了後広がります。
    何度も読み返したい1冊☆

  • 箱の話、背中がゾクゾクした。

  • 静かな現代の短編集かと思えばいきなりシュール。結構反応に困るな…

  • 阪神大震災からひと月ほど後の世界の短編集。
    直接地震のことを描いてるわけではない。

    タイランドが一番印象的だった。
    身体に石を持ってしまうこと。
    多分それは今の私の中にもある気がする。

    タイランドで神妙になったあと、かえるくんと熊くんに全部持っていかれたけど。笑
    いい短編集でした。

  • 阪神大震災以後をテーマにした、短編小説集。

    個人の「信じるべきもの」みたいな観念は、
    おそらく辛い出来事が振りかかるほどに、
    人は必要とするのだろう。

    でも結局、その「信じる心」は自分自身が生み出しているもので、
    誰かが生み出してくれるものではない。
    「何もない」と感じるのは、「何もない」からではなく、
    何もないと感じるから。
    自分でもよくわからないけど、そういうことなんだろうな、と感じた。

  • 初めての村上春樹。好きか嫌いかで言ったら好きな作家だったけど、わからないことだらけだった。
    けれど、今これを読むことに意義があったように思う。今だからわかった部分もあったような気がする。

  • 村上春樹作品のなかでは割りと好きな部類

全175件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

村上春樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×