- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103534310
感想・レビュー・書評
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私は、ハルキストでも村上主義者でもありませんが、好感を持てました。えらそうな言い方ですね。反省。村上さんの著作を読みたくなりました。
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村上さんの言葉はユーモアがあって温かくて、だけど時には厳しくもあったり。どんな悩みにも村上さんらしい回答で、楽しく読ませてもらいました。
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規則正しい生活をしていれば物事は良くなっていく。
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アストゥリアス皇太子賞文学部門 村上春樹受賞
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99779398 -
村上 answers シリーズの最後に読んだ一冊
水丸さんのイラストじゃなくなったのが少し寂しく、イラストの感じや全体的なデザインが影響してか、なんとなく内容も丸い感じものが多かったような印象だった
村上春樹はエピソードや小説のパーツになるものを記憶の抽斗的なものに入れて、書く時に出し入れする ということを言っていて、なるほどそういうものなのかと思っていたことがあったけれど、自分の場合そんな抽斗はついてないのだから読みながらちゃんとメモ取っていこう.... と読み終えて思ったりした
人生のあらゆる成り行きに耐えるためのタフネス、30までに培いたい -
電子書籍のコンプリート版を発売日に購入し、暇があったらコツコツと読み続けて、はや5年半の月日が流れましたが、とうとうついに今日読み終えました!マラソンというかスパルタスロンですね。刊行された2015年はヤクルトが優勝した年だからずいぶん昔ですね。
前回の「少年カフカ」は読了まで7年かかったので、少し早かったけど、今回も大変でした。
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村上春樹氏が、ネットで募った読者の質問への回答をまとめたもの。
ヤクルトや猫ネタなどお約束の脱力系から、すごくシリアスなものまで質問は様々。それに対する回答に、春樹氏の深い洞察が伺えてとても面白ろかった。
「他人を不快な思いにさせてしまうので、人間関係がストレス」といった内容の質問に、1.自分のやりたいことに意識を集中し、2.他人のことはほおっておく、のが自分のスタンスと回答されていて、なるほどと思いました。自分もこれと同じ悩みを抱えていたので、救われる思いがしました。
愚痴や言い訳や人の悪口ばかり言っている人は好きじゃなくて、「プロとはただ黙って耐えるもの」という姿勢にも頭が下がります。ストイックな方です。
つらい出来事から立ち直れない方に対して、「物事には必ず二面性があり、いい面と悪い面は表裏一体だ」といった回答にも目を開かされる思いがしました。
また、モノクロ映画のオススメの質問に対しては、豊田四郎監督の『夫婦善哉』、『猫と庄造と二人のをんな』、『濹東綺譚』を上げていて、どれも知らない作品なので
是非観てみてみたい。
軽い気持ちで手に取りましたが、世の中の人達もみんな自分と同じように悩みを抱えながらも懸命に生きているんだな、と思うと元気が出ました。春樹氏のストイックさと深い洞察に、あらためて尊敬の気持ちを深くした次第です。
これからもお体に気を付けて、執筆活動に邁進して頂きたいです。