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著者 :
  • 新潮社
3.46
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本棚登録 : 707
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103668091

感想・レビュー・書評

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  • こんな家族が欲しい、恋愛がしたいです^^

  • 山田詠美のエッセイを読んでいたら無性に恋愛小説が読みたくなった!
    今まで何度も読もうとしてアメリカンな空気にあてられて挫折していたこの本、この度はすっと物語の世界に入ることができた気がする。
    ロビンがチャーミング、でも書かれているテーマは決して答えの出ない深い問いだよなー。

  • 再読。

    たとえなにを失ったとしても、小さなことが世界を繋いでいく。
    目を背けなくなる瞬間は確実に訪れたとしても、世界は美しい。
    それを知っている子どもたちは成長する。


    911、死、喪失を題材にした創作の中で、一番リスペクトしてます。
    だいすきです。

  • ペイ・デイ、給料日。それは、何があろうと、
    ほんのちょっとだけ、みんなが幸せになれる日―。
    双子の兄と妹は高校生。ちょっと不器用、でも誠実に生きている二人に訪れる、
    新しい出会い。別れ。恋。家族の問題。
    そして、大切な人の死…。
    ゆったりと美しいアメリカ南部を舞台に、様々な生が織り成されていく、堂々たる長編小説。

  • 「ペイ・デイ、給料日。それは、何があろうと、ほんのちょっとだけ、みんなが幸せになれる日―。」・・あぁいいなぁその考え方!!この作品の特徴は、9.11テロ。ニューヨークで生活しているた人の、山田詠美だからこそ書けるリアリティーに溢れている痛み。ドカンと中心にそのテロを置いていないところに、このテロが彼等にとってはいつもの生活の中で起こったことなのだと実感します。白人にも黒人にも捉えることができる双子の兄妹のロビンとハーモニーを主人公にすることで、人種問題も生活の一部なのだとも。ヤスミンや秀美クンとは違って、二人とも登場人物としては印象に欠けるし、特別魅力的なキャラクター性を持っているわけではない。けれど、そこに小説ではない一般市民の生の生き方があるような気がして、そこがこの小説の面白さなんだと思います。

  • とっても大好きな小説。登場人物が魅力的すぎる。
    山田さんの本は読んでてときめきを覚えます。

  • 060301

    ロビンとハーモニー,双子と家族の物語。

    両親が離婚して別々に暮らすようになったけど
    ロビンと母親が住むNYで9.11テロがあって
    母親が死んでしまう。

    明日,どんな恐怖がないとも限らない。

    さまざまな恋のかたち。
    ロビンとショーン
    ハーモニーとヴェロニカ
    父さんとケイト

    自分を弱いと言う人は
    弱さを認めることのできる強さを持った人なんだって。

  •  9.11で母親をなくした双子の、それぞれの成長を描いた物語。
      異国の風習も情感もわからないけど、それでも響くものはある。

  • 9.11

  • 恋愛がからんでるけど、アメリカの双子のハイスクーラーが、両親の離婚を機にそれぞれ成長していくおはなし。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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