- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104642021
感想・レビュー・書評
-
ここに書かれたヒーローが、どんどん会社を辞めていること。
取締役のような高い職種に、若く年次も低い社員がついていること。
そして、それを社長自身が肯定していること。
目の前の仕事をこつこつとやってきた社員達はどうなっているのだろうか?
ユニクロは、本当に特異なところなんだろう。
取り引きではなく、取り組み。
美味しいところをとるのではなく、お互いが蓄積する
みんな自分だけが悩んでいると錯覚して、他の人は悩んでないように見えてしまう。でも、全員が悩みながら仕事をやってると思わなくてはならない。
世間のほとんどの人は、「社会の役に立ちたい」と本気で求めてなどいない
それを自分から求めていけば、より充実した仕事が出来るし、より意味のある人生を生きることができる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010.3.10-13
図書館
安い洋品店という漠然なイメージだったが、基本理念がしっかりしていて、一流のスタッフを集めて真剣にこれ以上ないという事業運営をしているのがわかった。
それが急成長の裏づけになっているのでしょう。。
こうなると柳井さん自身の本も詠みたくなってきたし、近いうち読むことになるだろう。 -
ユニクロの新規プロジェクト(海外への店舗出店等)に携わった人たちの、体験記のようなもの。
そこに成功談や失敗談、生い立ちやユニクロと関わるようになったきっかけなんかがちりばめられている。
良い点は、一人ひとりのキャラクターが自分の言葉で、わかりやすく話を展開出来ているところだ。話し言葉で読みやすく、読んでいて退屈しない。
もう一点は、普段自分が関わりを持たないクリエイティブ系の人のページが数多く用意されているところ。普段とは違う視点から物事が語られているので、とても刺激にもなるし、視野も広がる気がする。
逆に良くないところは、ユニクロで勤務をしている人が少ないところ。ユニクロから依頼を受けて、プロジェクトにかかわったり、他社から転職してきてほんの数年だけユニクロでしか働いていない人の話がとても多い。たしかにユニクロは新しい会社かもしれないが、もう少し「ユニクロ社員」のページを読んでみたかったというのが本音である。 -
ユニクロと他のアパレルブランドとの違いはファッションにたいする思い入れの強さではないでしょうか。
アパレルの仕事をしている人は元々ファッションが好きで、それを仕事にしたいと思って、その道に進む人が多いと思います。
しかしユニクロは、ファッションに対する思い入れやこだわりはあまり感じないです。私の友人もユニクロで働いてたとき、ユニクロは服をトレンドとしてでなく一商品として見る傾向が強いようです。
時々ユニクロに行きますが、置いてある服はまずベーシックな服が多くて、無地の服やグラフィックTシャツなど、商品の種類も多いですが、逆にブランドの特徴が分かりにくいと感じます。
この本で出てくるユニクロの社員は、前職の職種はさまざまで、ユニクロのファッションが好きで、入ったというよりも、ユニクロの企業としての成長性に魅力を感じて、会社に来た人が多いようです。
この本を読めばユニクロがどれだけ、企業として先進的な取り組みをしていて、(例えば佐藤可士和がデザインしたニューヨークソーホーや、ブログパーツのuniqlock、日本やロンドンの学生のグラフィックデザインを下に、Tシャツを創るプロジェクト)それが社会的にどれほど影響を与えているかを知ることが出来ます。
働く側からしたユニクロの魅力は「この会社にきたら、今までに無い面白い、わくわくするような事が出来るんじゃないか?」という希望を感じて、ユニクロで働くを事を決めたのでしょう。
そして「何か新しいことをしたいという思いを一番強く持っているのは柳井社長jじゃないでしょうか? -
佐藤可士和氏をはじめとする、ユニクロの成長を支える様々なプロフェッショナル達へのインタービュー集。社外のクリエーターだけではなく、社内の幹部、元幹部も含まれている。驚くのは、彼らが全般的に皆若いということ。30代で執行役員も当たり前で、実力とやる気さえあれば、誰でもチャンスがあるということであろう。実際、高学歴で一流企業での経験豊富なキャリアの人も紹介されているが、そうではない人も重責を担い、そして結果を残しているのである。ユニクロの躍進の原動力は、若い才能とやる気を引きだすことにあることが読んで取れる。
-
柳井正について知りたかったのと、佐藤可士和つながりで読んでみた。
この本はユニクロの様々な「仕事」に関わった、様々な人物のインタビューを中心に構成されているんだけど、その中でも、所々で柳井さん自身の「仕事」への姿勢や考え方、理想に関する記述がスパイス的に効いていて、非常に読みごたえのあるものでした。
特に可士和を筆頭としたユニクロ組織外のクリエイター、様々な部署の社員や役員、柳井さん含めた総勢24名のそれぞれの仕事や人生についても言及されていて、就活に効く!って感じの本でした。
写真もいっぱいで楽しかったし、ためになる、役に立つものなのでおすすめ!! -
この仕事をこうやって欲しいという指示は出さない。そのかわり、このような考え方をもって欲しい、こういう会社にしたいということは事あるごとに言う。パートナーには、ビジョンを共有できる同志であって欲しいから(柳井正)
余計なものを足していくのではなく、削ぎ落とす
ブランディングとは、既存のブランドの価値を整理して明確化し、それを新たなデザインによって人々に伝達する仕事 -
「ユニクロ」のエッセンスを持った人たちのお話。
意外だったのは、本に出てきた人たち(大体2006年)が
今はユニクロを離れて仕事をしているというパターンが多いということ。
そういう方は、大概前職があって、ユニクロを経て…って感じなので
それだけ、ユニクロの核たる部分がしっかりしているってことでもあるのよね。
柳井さんの「サラリーマンになるなんて、意味がないと思っていた」から始まる
「働く」についての最後の3ページだけでも
読む価値ありだったなあ。私には。 -
ユニクロのブレーンのクオリティにただただ驚くばかりの一冊。
-
■この本を読んで何を得ようと思ったのか?
柳井社長については広く知られているが、ユニクロを支える人たちを知りたかったので。
■何を得る事が出来たのか?
ユニクロのブランド向上についての具体的と取り組みがわかる。
■この本に関してのコメント
先手、先手で突き進んでいくユニクロ。留まる事を知らないですね。
僕自身もヒートテックやマイクロフリースはいいと思いますし。