グッモーエビアン!

著者 :
  • 新潮社
3.25
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本棚登録 : 114
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104725021

感想・レビュー・書評

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  • 妙なタイトル、と思いつつ読んだらこれがなかなか。
    あきちゃんとはつき、ヤグのお互いを想う気持ちが深いとこに響くんやけど、どこか間抜けで笑える。

    あきちゃんは女冥利に尽きるな~。でもヤグみたいなタイプを好きになる可能性もないか。

  • 19歳でシングルマザーになった母・あきと、若すぎて(16歳)母と結婚が出来ずそのままズルズルと同居しているヤグ。バリバリのロッカーだった二人のもとで、不思議な母子家庭+1人の生活をしているはつきは中3。のんきなヤグが、1年間のオーストラリア暮らしから戻ってきた。そんな破天荒な家族が、家族として絆を深めながら、旅立っていく。

    テンポよく進む文章ではある。映画のようにドラマチックだけれど、読後は「そっか、行けたんダ」と思うだけでした。

  • 読みやすかった!の一言!今年の秋に映画化もされるそう。
    時々ヤグの言動にほろっと来そうになった‥‥ それにしても、はっちゃん、よくそんな環境下の中で真っ当に育ったよ。常識的に、親がああなら駄目人間真っしぐらなのに、フィクションだから面白い。

  • 一般の常識から遥か遠くにいる両親がいる家族だけど、なんかいい家族だなってにやり・・・
    でも、あまりの奔放ぶり、苦手な人は苦手だろうな。
    なんか、この本を好きな私って、どちらかというと変人が好きなんじゃないだろうか?と不安になってしまった位。

  • 大人が読む本ではないなというのが、最終的な印象。
    中学生が主人公だからかな。
    内容もエンターテイメント的要素はあるがものたりないし練られていない。

    でも家族の楽しさ、温かさが伝わってくる良書だった。

    ヤグはバカでどうしようもなくかっこ悪いけど、ヒーローだ。
    私もヤグが好き。
    アキちゃんが好き。はつきが好き。

    単純に楽しむだけならいい本かな。

  • 図書館より

  • 軽く普通に読みました。

  • 2009.1
    名古屋が舞台で身近に感じた。
    軽い読み心地。

  • 「ちょっと不思議な家族」という前作にも似た内容。
     設定としては突飛すぎる印象。テーマとしてはありふれた感じは否めない。
     ただ、小説の構成としてよく練られており読みやすく、読み始めると止まらないところにもそのことが伺えることができる。良い意味でも悪い意味でも普遍的な作品になりすぎてしまい、作家の個性を発揮できる作品を期待したい。

  • 家訓「おもしろければいーじゃん」
    かるーくサクサクっと読めます。名古屋の街に詳しくなれる気がする小説。

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著者プロフィール

1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で<女による女のためのR-18文学賞>第三回大賞および読者賞を受賞、同作収録の『しゃぼん』でデビュー。著書に『グッモーエビアン!』『戦場のガールズライフ』『ミドリのミ』『ずっと名古屋』『マリー・アントワネットの日記 Rose』『女優の娘』『夢で逢えたら』『あわのまにまに』など多数。2022年『余命一年、男をかう』で第28回島清恋愛文学賞を受賞。エッセイ『おんなのじかん』所収「流産あるあるすごく言いたい」で第1回PEPジャーナリズム大賞2021オピニオン部門受賞。

「2023年 『コンビニエンス・ラブ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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