グッモーエビアン!

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 114
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104725021

感想・レビュー・書評

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  • 映画を観る前に。
    ともちんが能年ちゃんかな。

  • スッキリ読み切り型

  • 〈内容〉元パンクスのお母さんと15歳の私、そして血の繋がっていない万年バンドマンのお父さん。ちょっとせつない家族の愛ってヤツを描くハッピー・ストーリー!

  • 19歳でシングルマザーになった母・あきと、若すぎて(16歳)母と結婚が出来ずそのままズルズルと同居しているヤグ。バリバリのロッカーだった二人のもとで、不思議な母子家庭+1人の生活をしているはつきは中3。のんきなヤグが、1年間のオーストラリア暮らしから戻ってきた。そんな破天荒な家族が、家族として絆を深めながら、旅立っていく。

    テンポよく進む文章ではある。映画のようにドラマチックだけれど、読後は「そっか、行けたんダ」と思うだけでした。

  • 軽く普通に読みました。

  • 「ちょっと不思議な家族」という前作にも似た内容。
     設定としては突飛すぎる印象。テーマとしてはありふれた感じは否めない。
     ただ、小説の構成としてよく練られており読みやすく、読み始めると止まらないところにもそのことが伺えることができる。良い意味でも悪い意味でも普遍的な作品になりすぎてしまい、作家の個性を発揮できる作品を期待したい。

  • 中学生のハツキと、元パンクスの母、三十すぎのダメ男ヤグのおりなす家族小説。「おもしろければいーじゃん」というふざけたルールを必死で守ろうとする三人の本気度が、このおとぎ話みたいな小説のリアルを支えている。こういう生き方ありかも、と読者に思わせた時点で勝ちかな。

  • グッドモーニング、エブリワン!という意味のタイトル。
    パンクな母親と、その内縁の夫で、ある日突然ワーキングホリデーでオーストラリアに行き、またある日突然帰国した父親がわりのへなちょこ男、「ヤグ」。
    思春期真っ只中なはずのはつきと、しょーもないふたりとの楽しくも塩辛くもある家族物語。
    ぶっとんだ親が出てくる物語は『猛スピードで母は』や『卵の緒』などでもおなじみのやや使い古された感のあるテイストだけれど、ヤグのダメダメなキャラクターが生きていてそれなりにおもしろい。

著者プロフィール

1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で<女による女のためのR-18文学賞>第三回大賞および読者賞を受賞、同作収録の『しゃぼん』でデビュー。著書に『グッモーエビアン!』『戦場のガールズライフ』『ミドリのミ』『ずっと名古屋』『マリー・アントワネットの日記 Rose』『女優の娘』『夢で逢えたら』『あわのまにまに』など多数。2022年『余命一年、男をかう』で第28回島清恋愛文学賞を受賞。エッセイ『おんなのじかん』所収「流産あるあるすごく言いたい」で第1回PEPジャーナリズム大賞2021オピニオン部門受賞。

「2023年 『コンビニエンス・ラブ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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