- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106104930
感想・レビュー・書評
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ニュースの読み解きの視点が高く、自分も偉くなったように感じてしまうが、あくまで一読者として楽しみたい。
テーマが最近過ぎるためか、つばぜり合いが多く、踏み込んで斬っていない感じではある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった!尖閣問題に絡めての沖縄の独立シナリオは衝撃的だった。筆者の持つ情報が全て真実かどうかは分からないが、日本でインテリジェンスが活用されているかどうかは外交姿勢を見ていると怪しく感じる。
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イランとかシリアのあたり面白い。それからTPPの読み方も。インテリジェンスとは?という語り口からいくのはちょっとおれおれ詐欺的で好きではないのですが、新書的にはありでしょう。大変勉強になりました
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後藤田さんや野中さんはプロの官房長官だったそうだ。
今やアメリカにとって環太平洋地域の際重要国は日本からオーストラリアに切り替わっている。遥か中国を睨んで角のように突出しているダーウィン空軍基地にアメリカが初めて海兵隊を駐留させようとしている。 -
佐藤優氏と手嶋龍一氏による対談本の第2弾。尖閣や竹島の話題はそこそこに切り上げて、中国共産党の内部闘争や、イスラエルとイランとシリアの関係など、世界における注目度の高い話題に多くのページを割いているあたり、さすがはプロのインテリジェンス・オフィサーといった感じである。国際インテリジェンスの価値観では、今年起こった一連の尖閣問題は「中国の勝ち」となるみたいだけど、あれだけ大騒ぎをしてしまったら中国海軍だって動きにくくなるし、国際世論は完全に敵に回してしまったし、日本にとってそれほど悪い結果だったとは思えない(経済的には痛み分けだけど)。それはそうと、読売新聞に「元首相がきちんと務まらなかった初めての人」と酷評されてしまった鳩山元首相であるが、どうやらイラン電撃訪問の件を指していたみたいだね。佐藤氏も手嶋氏も、この件に関してはイランのインテリジェンス能力を絶賛している。
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鳩山氏がイランに勝手に行ったことの弊害について論じてる部分は非常に勉強になった。
『極端な愛国主義や軍事強硬策の台頭を許してしまうのは、政府指導部が国益を守るために毅然とした外交を推し進めない時なのですから。』という手嶋氏の言葉に深く共感する。 -
孫崎氏の本を読んだ後だとなんか分かりにくいなという気分。でも鳩山が辞めることへのつじつまが合う気がした。勉強になった。
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読んで良かった。論壇ってなんなんだろうと、ほんとに考えてしまった。
著者らは、本当に、人物だと思う。こう言う人にこそ、広告の権利を
適切に与えるべきだと思う。沖縄の苦悩。本当に、涙がこぼれる位、
良く分かった。間違った認識を持っていた。恥ずべき意識を抱いた。