縄文人に学ぶ (新潮新書)

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著者 : 上田篤
  • 新潮社 (2013年6月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105241

縄文人に学ぶ (新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 長年、町家を中心に「日本人のすまい」を研究してきた著者が、万博の仕事で、岡本太郎氏と出会ったのを機に縄文時代に嵌ってしまった。
    それから、沖縄の続縄文時代との出逢いなどがあり、建築畑の人間が感動した縄文人の暮らしぶり。
    現代日本人とも深いつながりがあることも詳細に書かれている。
    歴史学者、考古学者の狭い範疇に収まってる考え方だけでは、1万2千年も続いた縄文文化の本質にせまることはできない。
    想像力を駆使し、色んな学問分野の合わせ技をますます期待したいところです。

  • 縄文の縄信仰,おもしろい。もっと突き詰めて調べていく。累計10。

  • 縄が好きなだけじゃなかったんだ。

  • 自然体の縄文人は母系社会
    採集狩猟生活はシェアを基本として
    奪い合いの諍いを起こさない
    自分と相手の個性をつなぐことで視野を広くする
    不安恐怖を作り出して
    安全地帯を追い掛けるようなムダをしない
    腐ってしまうだけの余剰生産物と権利欲を作り出す
    農耕や牧畜などしない
    依存による搾取に怯えて物質主義の奴隷にならない
    やるべきことでやりたいことを自分で選択して
    今現在を愉しく冒険して暮らす

    権利や競争に明け暮れる成長型の父系社会と違い
    縄文社会は母系社会で持続型である
    父系原理社会は物質優先の縦社会で
    文明的進歩の行き着く先は依存支配と分離と破壊
    墓制原理社会は意識環境優先のトーラス型で
    意識の成長が目指すものは自律と調和と共生関係

    少し気になったのは
    同じ医者の安田徳太郎さんの研究を取り上げていないこと
    かなりツッコンだ「古代日本人の謎」と言う本を
    素通りしていること
    子育ての特徴である「オンブ」に触れていないのも気掛かり
    イロコイ族を引き合いに出して入るけれども
    現在持続中のホピ族に触れていないのも気になる

    母系制を貫いた彼らは侵略者と全面戦争したのだろうか?
    呑み込まれることで同化するとともに
    地に足のついた継続を果たしてきたのではないだろうか?
    名を捨て身をとったのではないか?

  • 近年「縄文時代」が見直されてきている。弥生時代に比べて圧倒的に長いこの時代は、教科書では弥生人に取って代わられた、劣った時代であったとされているが、どうもそうではないらしい。思ったよりも文化的で、現代の日本の文化に繋がる様々な風習がこの時代にすでに生まれていた形跡があるようだ。少々我田引水的で強引な説も見受けられるが、読み物として読んでいて楽しい。アメリカ先住民、アイヌなどに共通するその文化は、なにしろ1万年以上も続いたというからすごいものだ。

  • 縄文人は母系社会だったから、父系社会の典型であるキリスト教が広まらない。たしかにそんな気がする。

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縄文人に学ぶ (新潮新書)の作品紹介

「ご先祖様」はなんでも知っている! 旬を味わい、身を飾る――。驚くほど「豊か」で平和なこの時代には、持続可能な社会のモデルがある。縄文に惚れこんだ建築学者が熱く語る「縄文からみた日本論」。

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縄文人に学ぶ (新潮新書)のKindle版

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