- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106106514
作品紹介・あらすじ
「沖縄問題」の病理とは―捨て身の直言! 「NO」しか言わないオキナワのままでいいのか? 普天間と辺野古の基地問題、政権交代とトモダチ作戦の裏側、偏向するメディア――「沖縄問題」の虚実と闘った二十年間の集大成。
感想・レビュー・書評
-
文官として米軍海兵隊に任務した経験もあり、日米問題についての専門家の著作。
右も左もないところからスタートし、日米の架け橋にもなってきた著者の実地経験にもとづく論説は他者の追随を許さない厳しくも正確な内容だ。
読了120分詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
沖縄の米国海兵隊を突如解雇されたエルドリッチさん
「沖縄問題」という言葉は聞いたことがあったけれど、複雑怪奇な利権や政治的思惑があるのでしょうか。以前に読んだ、我那覇さんの本とも繋がります。偏向メディアの影響も恐ろしい。
真実を見る目を養いたいと思いました。 -
ここ最近沖縄について調べているが、学生の時植え付けられた沖縄と真実の沖縄は全く違っていた。
-
東2法経図・6F開架:319.1A/E45o//K
-
Kindle
-
しんどい思いをしながら読了。辺野古への移設は間違っている、との著者の発言をキッカケに読んではみた。そのこと自体は正しく(機能面で辺野古に移設しても使い勝手が悪すぎる)、ただ、他の方面からも聴こえてきてもいる話ではあるが。
それ以外は、著者の立場としては、米国の大国志向や、それに起因する日米同盟なるものへの無批判な追従とか、そこはずいぶんと立場が違うと思わざるを得なかった。世上報道される「沖縄の事実」の少なからぬ部分は事実と違うと著者は言う。わたしは、現在のメディアは、著者と逆な立場から、事実を充分伝えていないと思う。(辺野古反対「ゴロ」はたしかにいるかもしれないとは思うけど) どうしてこれほど違いが出るのかな。 -
エルドリッヂさん、まだ40代と若いがしっかりしている。海兵隊元幹部だが学者である。日本での生活が長く、阪神大震災も経験している。オキナワ論というタイトルだが、沖縄自体はこの人は好きなわけで、反対運動をしている連中を非難している。戦後の日本政治のことも詳しくご存じのようだ。
-
http://naokis.doorblog.jp/archives/robertdeldridge.html【書評】『オキナワ論 在沖縄海兵隊元幹部の告白』 エルドリッヂ氏と海兵隊に感謝を。
<目次>
「沖縄問題」という病 − 序に代えて
第一章 国立大学から海兵隊へ
第二章 米軍基地再編の失敗と政権交代
第三章 トモダチ作戦と防災協力の展開
第四章 沖縄のメディアと活動家との闘い
第五章 沖縄問題の解決へ向けて
2016.01.31 新書巡回にて
2016.04.12 読書開始
2016.04.14 読了 -
彼の主張は首尾一貫していてよく纏まっているしよくわかった。また海兵隊に対する批判という点も一通りは記されていることから多面的な考察であるとも言える。論理的には納得感が高いが(論拠、出典がきちんと示されている)、感情論に対するアプローチが明確になくまた筆者の悩みであるとも感じる。その感情論の要因となった出来事、つまりはもう少し昔の対戦前からの歴史についての記述があると、更に主張の説得性が増すように感じた。主張に対して、良し悪し、賛否について私はここでは述べない。