代理母、はじめました (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120053924

感想・レビュー・書評

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  • 将来日本が遠からず、ここに書かれてある状況になりそうで、ちょっと怖くなりました

  • 世界のIT化が進んだり富士山が噴火したりして世の中が様変わりした近未来。お金のために養義父に代理母としての出産をさせられた少女が、自分の世界を切り拓くために幼なじみと代理母事業を立ち上げる話。

    予想に反して近未来小説!そして主人公が代理母で出産を依頼する話かと思ったら、その逆でびっくり。

    これでいいのか?と思ったり、院長そんな急に心変わりする?とかいろいろ思うところはあるけど面白くて一気読み、読後感も良い。

  • ふむ

  • 最初は。どんなに悲惨な話になるのかと思った。

  • この本を読んでいるとそう遠くない日本の未来を見ているようで、いやもう片足突っ込んでるよな…と思うとぞっとした。
    「代理母」という重いテーマを扱っているにも関わらず、ストーリーもさくさく進んでいくので読みやすい。
    小説に出てくる人物は皆代理母に賛成で、それを容易く受け入れ利用している人ばかり。
    それに違和感を覚えた。
    私はどうしてもそんな風に割り切って受け入れる気持ちになれず、どうしてだろうと考えて思い当たったのは、この本では「代理母によって産まれた子」の視点が欠落していること。
    子供の幸せが置き去りにされている感じが否めない。
    このテーマを扱うからにはそこまで踏み込んで欲しかったと思う。
    ちなみに、ストーリーとしては最後は大団円!イェーイ!という感じなので、余計に私の気持ちは冷めてしまった。

  • 垣谷さんの物語はテンポが良く、とても読みやすい。フィクションだけどどこかリアリティがあって物語に引き込まれて一気に読んでしまった。

  • 出産を残業にするのは人間くらい。
    出産にも向き不向きがあるのかもしれないので、向いてる人が担当すればいいとは思うけど。
    色々考えさせられる作品でした

  • お金のためならやっちゃう?
    いやー、どうなんだろう。それはちょっと違うような。
    でも、置かれた世界から逃げ出そうと努力しているのはすごい。

  • うーん。微妙だった。
    垣谷さんの話は最初は不穏でもラストはきれいに着地するだろうと分かってはいるけれど何だかスッキリしないな。

    義父に騙され代理母出産して、そんな思いをしてそれを商売にしたりするのかな?あまりにもツッコミたくなってしまった。

  • 一体時代はいつ??
    表紙に騙されてはいけない
    彼女が義父にやられなくてよかった

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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