日本の統治構造: 官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書 1905)
- 中央公論新社 (2007年7月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121019059
感想・レビュー・書評
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官僚内閣制。
省庁代表制。
これまでもやもやしていた日本の統治システムに
的確な言葉を与えてくれました。
すばらしい。
ただ、クロージングにかけてやや問題意識が散漫な印象。
最後に、「本来の意味」の議院内閣制の復活を主張するのですが、
なぜそうすべきなのかもっと掘り下げた説明が欲しかったです。
後で知ったのですが、著者は地元の高校の大先輩。
身内びいきではありませんが、星5つです。
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<a href="http://bbs1.sekkaku.net/bbs/?id=mitosemi&log=2409">【三戸ゼミ掲示板】にて、佐々木さん(16期生)にご紹介頂きました。</a>
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ゼミのディベートのために読んだ本。
政治を学び始めの人が読んでも分かるような内容になっていると思います。
分りやすかったが…
やっぱ興味がわかないw -
ぼくも選挙で政権交代するという習慣が日本に定着したらいいと思います。そのことで逆に自民・民主の違いが出てくるようになれば、なおよし。まあ、そこまでは無理かな…。
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政治に関する本をはじめて読んだ。
日本の政治の仕組みを、歴史と国際比較をふまえて論じている。
「政治なんてどうせ政治家が好き勝手やってるんだけ」ってあきらめるのは簡単だが、
その気持ちをぐっとこらえて、大きくうごめく政治の世界のマクロなメカニズムを知ることができます。
議院と首相、三権分立と大統領、政治家と官僚などブレない視座からの考察を学べます。 -
なにかと誤解を受けやすい議院内閣制の本質をわかりやすく説き、あわせて今後の日本政治の未来像にまで射程を延ばした、野心的な著作。最後のあたりの記述が散漫だ、というレビューが散見されるが、その通りだと思う。議院内閣制というメインテーマについても、本書だけで全部が理解できるわけでは(あたりまえながら)ない。
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今まで気づかなかった新たな視点。
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日本の議院内閣制という名の官僚内閣制について詳しく述べた本。真に理解するにはおそらくそれなりに日本の現代政治史を理解しておく必要があると思えるのだが、概略がつかめるだけでも非常に面白い。日本の官僚がいかに強く、また変遷して行っているのか、昨今の官僚叩きに代表されるような負の面だけを見るのではなく、きちんと正の面を見ながら読むとバランスが取れるのではないかと思う。
http://blog.livedoor.jp/namunamu_6_3/archives/51457416.html -
2〜4章がよい
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初心者にも分かりやすいと思う。
3章と4章が重要。7章は取って付けた感じ。
作者の意見は「民主党に政権を」ということらしい。