自宅で大往生 (中公新書ラクレ 352)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503527

作品紹介・あらすじ

自宅で逝くためには何が必要か。家がもつ不思議な力とは。住民の日常に寄り添う医療を展開する総合医が在宅での看取りを綴る。自宅で見事な大往生を遂げた人々のエピソードも多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 大学を出て研修医を終え、最初に赴任した人口3000人の村の診療所。
    そこでたった一人の医者として働きはじめ、家で最期を迎えたいというお年寄りや家族の希望を叶えるために
    村の医療介護のしくみを村民と一緒になって作り上げてきて、
    結局支えてきたのは自分ではなく、自分が支えられてきたのだと気づく。

    村人との心の交流にも感動したけど、学ぶことが多い本だった。

    臨終の場で
    さようなら、おつかれさまでした。そのうち僕もそちらに行きますから
    と、声をかけてしまうのだそうだ。

    たくさんのお年寄りを見送ると、死生観が変わるんだと思う。

    良い本だったな…。

  • [ 内容 ]
    自宅で逝くためには何が必要か。
    家がもつ不思議な力とは。
    住民の日常に寄り添う医療を展開する総合医が在宅での看取りを綴る。
    自宅で見事な大往生を遂げた人々のエピソードも多数収録。

    [ 目次 ]
    第1章 自宅で逝くということ(人生のゴールで;「家」をめぐること;看取りのいま・むかし)
    第2章 在宅看取りを支えるために(私が看取りにこだわるワケ;医療の限界から行政との愉快な連携へ)
    第3章 地域=コミュニティーの医療を考える(地域医療の抱える問題;医療崩壊から医療再生へのヒント)
    第4章 お互い様とおかげ様―名田庄における医療危機と患者‐医師関係(名田庄の地域医療、三つの逆風;支えるつもりが支えられ)
    第5章 「先生」を看取る(いつだって、患者さんが先生だった;もしも家逝きを決めたなら;医者泣かせの逝き語録)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ベトナム滞在中に読んだ。ベトナムの村で、温かい人たちと、温かい繋がりに出会えたあとだったから余計に、この本の言葉がやたら心に響いた。

  • 心が洗われました。

  • 第1章 自宅で逝くということ
    (人生のゴールで「家」をめぐること看取りのいま・むかし)
    第2章 在宅看取りを支えるために
    (私が看取りにこだわるワケ医療の限界から行政との愉快な連携へ)
    第3章 地域=コミュニティーの医療を考える 
    (地域医療の抱える問題医療崩壊から医療再生へのヒント)
    第4章 お互い様とおかげ様―名田庄における医療危機と患者‐医師関係 
    (名田庄の地域医療、三つの逆風支えるつもりが支えられ)
    第5章 「先生」を看取る
    (いつだって、患者さんが先生だったもしも家逝きを決めたなら医者泣かせの逝き語録)

  • (要チラ見!)/新書

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著者プロフィール

中村伸一(なかむら・しんいち)
1961年東京都生まれ。1996年に“旅行を売らない“旅行会社を設立し、そのユニークな事業活動で「旅行業界の異端児・カリスマ」
としてマスコミに数多く取り上げられる。2018年、22年間経営してきた旅行会社を手放してフリーランスに。
2019年からは「地球探検隊」の中村隊長として、トークライブや執筆活動を行なっている。
また、これまでの旅の経験を活かして「未来を創る旅社(ミラタビ)」をつくり、新しい旅の提供やイベント等も開催している。
著書に『引っぱらないリーダーが強いチームをつくる』(現代書林)、『感動が共感に変わる』(こう書房)、
『感動を売る!』(ナツメ社)、監修本に『世界の仲間と旅する本。』(木楽舎)がある。

「2020年 『ようこそドラマチックジャーニーへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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