ハネムーン (中公文庫 よ 25-3)

著者 :
  • 中央公論新社
3.36
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本棚登録 : 2907
感想 : 207
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122036765

感想・レビュー・書評

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  • 心に悲しみを抱える二人が描かれている。
    両者の家族や家自体の描写を見ると、悲しみの種類が両者とも違い、その穴を埋めるようにオリーブ、おじいちゃんが存在していた。彼らがいなくなった後、これから自分の心の穴を埋めるのが、お互いの存在なのだと改めて気づき、歩き始める。
    青春の物語。10年前の自分に読ませたいような作品です。

    • kntskmさん
      心に悲しみを抱える二人が描かれている。
      両者の家族や家自体の描写を見ると、悲しみの種類が両者とも違い、その穴を埋めるようにオリーブ、おじいち...
      心に悲しみを抱える二人が描かれている。
      両者の家族や家自体の描写を見ると、悲しみの種類が両者とも違い、その穴を埋めるようにオリーブ、おじいちゃんが存在していた。彼らがいなくなった後、これから自分の心の穴を埋めるのが、お互いの存在なのだと改めて気づき、歩き始める。
      青春の物語。10年前の自分に読ませたいような作品です。
      2010/04/29
  • 心理描写がいい。
    重たくて非現実的な環境下にいる、裕志。
    それを観察するまなかの言葉が、
    感情という目に見えないものを的確に表していてすごくいい。
    ところどころにある絵は、必要なのかな?と思ったけど。

    ぶつぶつ言えるのは、ぶつぶつ言える環境にいたからだ。
    みたいな言葉が印象的だった。

  • 吉本ばななの不思議な世界だった。文章がとてもキレイで感受性の高さが伝わってくる。
    設定的にはあまり現実味がなかったけど、狭い世界でちょっとした幸せを確かなものにしている感じ。
    欲張らない人生も幸せなんだ、と思える。

  • ショッキングな内容。それとのコントラストが強いせいか、家族の愛情を感じることができた。恋人や家族を大切にしようと思えた作品。

  • 何回か泣きそうになった
    多分犬飼ってるからかな 10/4/5

  • よしもとばななは、好きではない。
    食べる事についての描写だけが好き。そこだけは凄く好き。
    うどんを延々と食べ続けるシーン、胃に入るうどんが生に直結するのが凄く解って、そこだけで泣けた。
    元気でありますように。幸せでありますように。御飯が美味しくありますように。

  • /?day=20080612

  • TUGUMIと同じくらい、好きかもしれない。
    ばなながちょっと成長した本。(←)

  • 独特な世界感でした。
    悪くないけどそんなに好きではない。

  • 淡々としていました。

    私が未熟なせいか分かりませんがあまり感情移入できず…

    さらりとしていてしばらくしたら忘れてしまいそうなお話です。


    *「吉本ばなな自選選集〈2〉Loveラブ」に収録されています。

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『吹上奇譚 第四話 ミモザ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

「2023年 『はーばーらいと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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