- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122036765
感想・レビュー・書評
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心に悲しみを抱える二人が描かれている。
両者の家族や家自体の描写を見ると、悲しみの種類が両者とも違い、その穴を埋めるようにオリーブ、おじいちゃんが存在していた。彼らがいなくなった後、これから自分の心の穴を埋めるのが、お互いの存在なのだと改めて気づき、歩き始める。
青春の物語。10年前の自分に読ませたいような作品です。 -
心理描写がいい。
重たくて非現実的な環境下にいる、裕志。
それを観察するまなかの言葉が、
感情という目に見えないものを的確に表していてすごくいい。
ところどころにある絵は、必要なのかな?と思ったけど。
ぶつぶつ言えるのは、ぶつぶつ言える環境にいたからだ。
みたいな言葉が印象的だった。 -
吉本ばななの不思議な世界だった。文章がとてもキレイで感受性の高さが伝わってくる。
設定的にはあまり現実味がなかったけど、狭い世界でちょっとした幸せを確かなものにしている感じ。
欲張らない人生も幸せなんだ、と思える。 -
ショッキングな内容。それとのコントラストが強いせいか、家族の愛情を感じることができた。恋人や家族を大切にしようと思えた作品。
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何回か泣きそうになった
多分犬飼ってるからかな 10/4/5 -
よしもとばななは、好きではない。
食べる事についての描写だけが好き。そこだけは凄く好き。
うどんを延々と食べ続けるシーン、胃に入るうどんが生に直結するのが凄く解って、そこだけで泣けた。
元気でありますように。幸せでありますように。御飯が美味しくありますように。 -
/?day=20080612
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TUGUMIと同じくらい、好きかもしれない。
ばなながちょっと成長した本。(←) -
独特な世界感でした。
悪くないけどそんなに好きではない。 -
淡々としていました。
私が未熟なせいか分かりませんがあまり感情移入できず…
さらりとしていてしばらくしたら忘れてしまいそうなお話です。
*「吉本ばなな自選選集〈2〉Loveラブ」に収録されています。
両者の家族や家自体の描写を見ると、悲しみの種類が両者とも違い、その穴を埋めるようにオリーブ、おじいち...
両者の家族や家自体の描写を見ると、悲しみの種類が両者とも違い、その穴を埋めるようにオリーブ、おじいちゃんが存在していた。彼らがいなくなった後、これから自分の心の穴を埋めるのが、お互いの存在なのだと改めて気づき、歩き始める。
青春の物語。10年前の自分に読ませたいような作品です。