- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122051201
感想・レビュー・書評
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そうそう。
これも読んでいた。
おぼえてないけど。
「表紙の真実が……」みたいな宣伝に惹かれて購入。
イマイチ。
販促にいつもやられてしまうな~。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙に隠された衝撃の真実、みたいなことが本屋で紹介されてたから期待して読んでみた。
が、真実を知っても、うーん・・・・・・。
各キャラが立ってるとの解説もあるが、そうとも思えず、好みの問題だろうが、余計な描写が多すぎて、なんだかとっても読みにくかった。 -
もうすぐ半分なんだけどお話がどこに向かっているのかちっともつかめない。今だにプロローグ読んでるみたい。こっからどうなるのかしら?
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埼玉県秩父地方で起きた連続バラバラ殺人事件を追うベテラン刑事と、被害者が通っていたスナックの常連客と従業員の物語。
田舎の閉鎖された日常のなんともいえない淋しい感じが終始漂ってて、読むのが若干つらかった。ミステリーのトリックの部分よりも登場人物の心情や生活の背景を主眼にした物語なのかなと感じました。 -
だらだらとして結局核心に少ししか触れない。ちゃんとした答えがほしい人には不向き。
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しっかりした文章、構成だとは思う。筋も惹きつけるものがある。
登場人物の数が多いにも関わらず、それぞれの書き分けがきちんとされている。
ただ、それだけではカバーできない部分が多すぎる。
伏線が回収されないことは本でも漫画でも多々あるが、その理由は大きく二つに分かれると考える。
1.作者に力量が無い。読者の興味を引くために様々な要素を出すだけ出したものの、それを落とせる構成を考えられない。
[面白ければいいや型、とりあえず引っ張ったらなんとかなるだろ型]
2.はっきりと言及していないだけで、文章を読めば全ての答えは示されている(つもり)。/答えは私にもわからない。みなさんはどう考えましたか、という言い訳で逃げる。
[読んでわかれよ型、答えは読者の心の中に型]
1型のものは言うまでもなく論外で、読むに値しない。2は2で、読んだ人の大半が理解できないのでは、それは作者の責任だ。
さらに言えば2型を気取った作品で、全ての答えが文中から読み取れた試しはない。そんな芸当ができるなら、初めから完璧に回収できているはず。
つまり伏線を張り巡らせた以上、それを回収することは、特にミステリでは義務であり必要条件。
にも関わらず1型か2型かすら判別不能なほど、伏線を丸投げした作品がこれだ。
登場人物の秘められた関係、過去の事件の真の動機、殺人教唆の有無、少し考えただけでこれだけの謎が未解決のままだ。
最後に探偵役が「…まあ今となっては確かめようもありませんがね。老いぼれはここで退散しましょう。ただ、あなた…救われましたか?」の類は確かにあるし、ありだと思う。魅力的な1シーンにもなり得る。
ただしそれは、その推理の中身が、作品中では確かに可能であり、読者が納得できる程度の真実性に富んでいるという条件をクリアしてこその「あり」ではないのか。
マインドコントロール、なんらかの方法で~、偶然とは思えないのです、公安ならばそれも可能…
そんなふにゃふにゃしたものの積み重ねの推理もどきでラストを締めて、究極のどんでん返しを名乗るなど片腹痛い。
繰り返すが筋は面白い。動機にも真実味はある。だから勿体ないと言えば勿体無い。
せめて単行本化の際になぜ加筆させなかったのかさっぱりわからない。とにかく疑問の残る一冊。
追記
なんとこれ私が何年も前にレビューで貶したおした夏の舟がなんちゃらとかいう本の作者だった。成長した部分は多々あるものの、できない所は一生無理なようだ。