聯愁殺 (中公文庫 に 18-1)

著者 :
  • 中央公論新社
3.13
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本棚登録 : 894
感想 : 145
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053632

感想・レビュー・書評

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  • 予想がつかなかった。たんたんと進むのでラストが・・・
    後出しジャンケンで新事実が出てくるのはしょうがないけど

  • 登場人物の名前が読みにくい!!
    犯人はひとまず判明しているので、連続殺人被害者の繋がりと犯人の動機を複数人の推理で明かそうとする試みに付き合っていくと…あとは、最後まで読んでのお楽しみ。
    騙されるかな!?

  • トリックとか結末とか悪くはないんだけど、いかんせん情報の渡され方が複数の探偵役による推理って手法を採ってるからかダラダラしてて、それで結局自作自演だからどこか興冷め。でも推理できるだろう情報は揃っているのでやられた感はある。
    解説の「論理の飛躍による詭弁が説得力を持つような状況をいかにつくりあげるか、それこそが本格の要諦である」には含蓄があると思いました。

  • 正直、変な名前ばかりの世界設定なりのシバリや解決があるかと思って読んでたので、ちょっと肩すかしを食らった気分なのだが、西澤保彦読者にとっては全然スルーできるところなんだろうか…。
    まぁ、それは置いといて、途中のこじつけ推理合戦もまじめに読もうとすりゃ眠くなるんだろうけど、あれはさすがに恣意的な何かを感じたのでストレス無く読めたかな。
    ラストは「おおおおおぉっ!」と思わされたし、満足な一品でありました。

    貴志さんのアレさえ読んでなけりゃもっと新鮮だったかも…。慣れ、って怖いもんだな。

    70点(100点満点)。

  • 昔はハズレなしだったんですが、“リドル・ロマンス”を
    最後まで読みきれなくなってきたあたりから
    チョイ微妙になってきた西澤作品☆
    今回もチョイ微妙なできばえでした。。。

    ひとつの謎に対し、いろいろなデスカッションを繰り返し真相を
    突き止めていく。。。というお話。
    主人公一人称形式の作品なんだけど、
    なんか妙にさめた感じ...というか上から目線がいまひとつ好きに
    なれないままでしたが、ひとつの事象をいろいろな視点から
    解き明かしていくさまは読み応え十分でした。
    そして一人の人間が狂気に支配されていく過程は久々に背中が
    ゾクッときました。

    ただ、結構、かくし玉的な“隠れた事実”って感じで
    特定の個人のみが知ってる事実。。。っていうのが
    次から次へとでてくるのが、どうしても興冷めしちゃってね。。。
    なんで☆3つです。

  • 4年前に起きた連続殺人事件の唯一の生き残り、梢絵。犯人の動機を知りたいという思いから人を集め、6人の男女に真相解明を依頼した。大晦日の夜、それぞれの推理を披露すべく一つの館に集まった。

    タック達がよくやる推理合戦を切り取ってまとめたようなシチュエーションは大好き。しかし、なんとも残念な作品にまってしまった。

    このパターンで面白いのは、語り手達の関係性が事件に何らかの関連を持つこと。しかし語り手達の安穏とした空気感は、事件のシリアスさからかけ離れていて緊張感が感じられなかった。それが250ページ続くとさすがに眠い。本当にもったいないと思った。

  • 連続殺人事件唯一の生存者である女性が,犯人の動機を知るために様々な職業の人に推理してもらう話。
    名前がとにかく読みにくくて集中出来なかったが,トリックと終盤の展開はよかった。

  • 西澤保彦初めて。名前が難しすぎて一々中断するので集中できない。なんでこんな難しい名前にするんだろう。文章はスピード感があって良い感じ。驚愕のラスト前、そして戦慄のエンディング…。びっくりした。

  • 久しぶりに読んだ西澤作品。
    物語は連続殺人事件唯一の生存者である女性が、犯人の動機を知るために様々な職業の人に推理してもらう話。
    冒頭から色々な推理が目白押しで、飽きずに読めた。ただ、その推理に対して主人公の女性が、終始バカにしたような感じを出していたのが気にかかっていたけど、最後まで読んで納得。

  • 本格ミステリ大賞候補作に選ばれたのも納得の傑作。ただ文体が肌にあわない。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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