脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
- NHK出版 (2009年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140813539
感想・レビュー・書評
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自分にとってのバイブル
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2018 そうすけの紹介
2023.5.19再読
第七章 依存症 のみ読んだ
ドーパミンは対象が好きかどうかには関係していない。
快楽と痛みの合図はどちらも側坐核に大量のドーパミンを流すことで、我々人に生き残るための行動が取れるようにする。大量のドーパミンが放出されると脳は生死に関わるほど重大と誤解する。
依存症は反射的行動を引き起こす記憶の中に組み込まれている。
依存症の場合、繰り返すたびにドーパミンがシステムにあふれ、記憶を強化し、側坐核の樹状突起を著しく成長させシナプスの結びつきをふやす。結果、大脳基底核が、条件刺激(ドラッグを連想させるもの)に自動的に反応。
運動により大脳基底核を再プログラミングして、別行動につながる回路を作る。
ストレスがかかると注意力を増すためにドーパミンを急増させる。 -
不安を運動で消す、一時的でなく
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明治薬科大学図書館 ベストリーダー2022 20位
https://kensaku.my-pharm.ac.jp/opac/volume/233292 -
運動が与える脳への影響が詳しく書かれている本。心拍数を元に生徒個人の努力値を見える化し、評価したアメリカの学校のやり方は非常に理にかなっており、日本の体育でも即座に取り入れられてもいい内容だ。
ウォーキングで低強度(55〜65%)
ジョギングで中強度(65〜75%)
ランニングで強強度(75〜90%)
の運動を日々20〜30分繰り返すだけで、脳内細胞の1000億あるニューロンは効率的に古い細胞を壊し、新しい細胞を生んだ上に繋がり直しをする仕組みが何歳になっても起こることは、今生きている上で前向きになれる。 -
Exercise can not only avoid aging, but also reverse aging!
高齢者も妊婦も運動から好影響を受ける -
アドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン、メラトニン、セロトニンなど幸せや快感などのホルモンを運動によって分泌促進されるとのこと。
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とにかく素晴らしい内容だった。医学的、科学的です。しかも、今日本で行われている医療とは真逆に近いものもある。考えの一つとして学ぶ価値はありました。