脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

  • NHK出版
3.96
  • (365)
  • (329)
  • (259)
  • (54)
  • (14)
本棚登録 : 6011
感想 : 461
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140813539

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分にとってのバイブル

  •  かなり専門的、学問的、理論的です。重点読み、流し読みしました。エッセンスは: 運動すれば気持ちがよくなり、頭がすっきりし、注意力が高まり、やる気が出てくる。運動の第一の目的は、脳を育てよい状態に保つことにある。筋力や心肺機能を高めることは副次的な効果にすぎない。ジョン・レイティ著&野中香方子訳「脳を鍛えるには運動しかない」、2009.3発行、345頁。ストレスや不安は有酸素運動をすればたちまち解消される。うつの予防にも治療にも運動は有効。そして、運動は脳の老化を防ぐ。
     運動をすると思考や感情に関わる神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)が増える。セロトニンは気分、衝動性、怒り、攻撃性に影響。ノルアドレナリンは注意や知覚、意欲、覚醒に影響する信号を増強。ドーパミンは学習、満足、注意力、運動に関する神経伝達物質。

  • 2018 そうすけの紹介
    2023.5.19再読
    第七章 依存症 のみ読んだ
    ドーパミンは対象が好きかどうかには関係していない。
    快楽と痛みの合図はどちらも側坐核に大量のドーパミンを流すことで、我々人に生き残るための行動が取れるようにする。大量のドーパミンが放出されると脳は生死に関わるほど重大と誤解する。
    依存症は反射的行動を引き起こす記憶の中に組み込まれている。
    依存症の場合、繰り返すたびにドーパミンがシステムにあふれ、記憶を強化し、側坐核の樹状突起を著しく成長させシナプスの結びつきをふやす。結果、大脳基底核が、条件刺激(ドラッグを連想させるもの)に自動的に反応。
    運動により大脳基底核を再プログラミングして、別行動につながる回路を作る。
    ストレスがかかると注意力を増すためにドーパミンを急増させる。

  • 不安を運動で消す、一時的でなく

  • 明治薬科大学図書館 ベストリーダー2022 20位
    https://kensaku.my-pharm.ac.jp/opac/volume/233292

  • 運動が与える脳への影響が詳しく書かれている本。心拍数を元に生徒個人の努力値を見える化し、評価したアメリカの学校のやり方は非常に理にかなっており、日本の体育でも即座に取り入れられてもいい内容だ。
    ウォーキングで低強度(55〜65%)
    ジョギングで中強度(65〜75%)
    ランニングで強強度(75〜90%)
    の運動を日々20〜30分繰り返すだけで、脳内細胞の1000億あるニューロンは効率的に古い細胞を壊し、新しい細胞を生んだ上に繋がり直しをする仕組みが何歳になっても起こることは、今生きている上で前向きになれる。

  • Exercise can not only avoid aging, but also reverse aging!

    高齢者も妊婦も運動から好影響を受ける

  • アドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン、メラトニン、セロトニンなど幸せや快感などのホルモンを運動によって分泌促進されるとのこと。

  • とにかく素晴らしい内容だった。医学的、科学的です。しかも、今日本で行われている医療とは真逆に近いものもある。考えの一つとして学ぶ価値はありました。

全461件中 111 - 120件を表示

ジョンJ.レイティの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ナポレオン ヒル
J・モーティマー...
マルコム・グラッ...
デールカーネギ...
フィリップ・マグ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×