脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140813539

感想・レビュー・書評

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  • 運動をすることで、心の健康を取り戻し、脳に良い効果を与えるということを、学術的に説明している。
    特定の症状ごとに章立てされているので必要なところだけ読んでも良いと思う。
    専門用語が多いところが読みにくかったので、一般向けにもっとコンパクトにまとめた本があればよいのに。
    体の不調面で当てはまるところがある人にとっては背中を押してくれる本。

  • 人間は体を動かすことを前提に生まれているのだから動かして当たり前なのだ。食う、休むだけでは健康にはならない。

  • 思わず本を捨てて走りたくなりました。

  • 運動の得意・不得意は関係なく、最大心拍数の75%の強高度の運動で脳が鍛えられる。うつなど精神的なものも運動の成功体験を覚えることで回復することがある。運動は大切ですね。

  • 目から鱗というか、自分が欲していた情報だったため、分厚い翻訳本なのにさくさく読めた。

    運動は神経伝達物質や神経栄養因子を増やしたり脳内に新たな毛細血管を作りシナプスの可塑性を促進する因子を筋肉から放出する。

    それらは具体的にうつや女性の特有の症状、ストレス、依存症等に効果がある。瞑想に近い効果も。

    運動様様じゃないか!(笑)

    手元に置いておきたいが高いので(笑)また読みたくなったら借りよう!

  • ランニングなどの有酸素運動は脳の機能を向上させる。これはよく言われることだ。この本ではその根拠を非常に細かく書いている。意外だったのが、無酸素運動が脳にどのような影響を及ぼしているのかはあまり”実験がなされてこなかった”ということだ。有酸素運動に関しては非常に情報が富んでいるが、無酸素運動(筋トレ)に関してはほとんどない。中でも面白かったのが、学力を上げるために高校で毎朝10〜15分間、最大心拍数の80〜90%で走るようになってから全体的に学力がアップしたことだ。
    アメリカでは健康以外にもキャリアのために走るという考えがあるらしい。自分ももっと生活に運動(有酸素運動)を取り入れるようにしよう。
    興味がある人はわざわざ買わなくても以下のブログを読めばいいと思う。大事なのは”読み終わる”ことではなく、”走る”ことだ。
    http://d.hatena.ne.jp/fulic/20111010/1318199136

  • タイトルはざっくりとしているが、内容は運動が脳に与える影響について、論文などで発表された知見をまとめたもので読みがいがある。
    本書で主に取り上げられるのは散歩・ジョギングなどの有酸素運動であり、これらの運動には次のような利点がある。

    ・ストレスに強くなれる。日常のストレスは「予測できない」ストレスであるのに対して、運動は「予期された」ストレスであるため、後を引かず、それに耐えた心身は以前よりタフになっている。
    ・うつ状態を改善させる。うつ状態は脳内でセロトニンという化学物質が欠乏することによっておこるという定説があり、治療薬として主にSSRIというセロトニン量を維持する薬が用いられている。運動にはSSRIと同様な効果がある上、その他の化学物質に働きかけるため、治療薬と運動は相互補完的な役割を果たす。
    ・脳の記憶を定着させる部位である海馬が活性化される。具体的にはBDNFと呼ばれる新たなニューロンを発生させる役割を持つタンパク質を発生させるとされる。

    その他、注意欠陥障害、妊娠、老化についても運動と絡んで触れられている。いずれにせよ、運動に対して好意的な文章であり(当たり前だが)、ジョギング等のモチベーション向上にもってこいの本である。
    注意すべきは上述した効果の一例は継続した運動によって初めてもたらされるということである。

  • 脳に栄養をおくるには血流でおくるしかない。
    又、栄養を脳にためておけないとの事。

    その為定期的に心拍を上げて脳に栄養(本書では鍛える)をおくる必要があると感じた。

    運動のメインは脳に栄養をおくる事、その副産物として筋肉がつくと記載ありインパクトがあった。

    認知症やがん予防にも繋がるとなれば運動しない理由がみあたらない。
    運動意識を高める本書であった。

  • 教育現場の事例に始まり、うつ、依存症、ADHDなどに運動がいかに効果的か、数々の論文を引用しつつ淡々と解説してくれる。読んでいる途中から今すぐにでも運動を習慣したいと思える一冊でした。

  • 運動とメンタルについての研究結果の紹介に多くのページが割かれていた。身体を動かすことで、ストレス・不安・依存症が改善することがよく分かった。
    また、具体的な運動の種類・運動量についても紹介されていたため、興味が出てきたなら実際にやってみても良いかもしれない。

    個人的に覚えておきたい内容
    ・日々の生活に運動を加えると人と会うきっかけになり、社会的なつながりが作りやすくなる。
    ・運動による依存症の断ち切り方。
    ・運動は休み休みやっていても効果がある。
    ・とりあえずダンスが一番効果がありそう。

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