脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140882023

感想・レビュー・書評

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  • 脳神経外科医が脳を若々しく保つための日常生活のコツをわかりやすく解説している本です。

    特別難しいことが書いてあるわけではなく、日常生活のほんのちょっとしたところを工夫するだけで脳のトレーニングなるように構成してあるので、すぐに実行に移せそうです。

    私が最も印象に残ったのは「生活のどこかに試験を受けている状態を持つこと」です。家事にしても、仕事にしても制限時間を設けて行うことで脳の働きや耐久性が高まるというもの。

    そのほかにも実践出来そうな教えが満載です♪

  • 目まぐるしく変化する現代だからこそ、安定したパフォーマンスを発揮出来るよう、「脳が冴える習慣」を身につけましょー!という本です❗
    環境の変化や体調の変化があり、「なんだか、ぼーっとするなー」などの症状がある人は、読んでみるといいかもしれません。
    また日頃から脳を鍛えてる習慣のある人は、不調になったときに、立ち直るのが早いみたいです。
    ぜひぜひ、読んでみてください❕

  • これから、ますます良い習慣を持っている人と、
    そうではない人の格差が広がっていきます。

    この著作の出版以降、「習慣ブーム」が起こりました。
    いかに良い習慣を獲得するかのノウハウが一気に溢れ出るようになりました。

    その中で、科学的に脳の機能を向上させる習慣が注目を集めました。
    それが運動です。

    毎日20分の有酸素運動で、脳のシナプスが増えるという画期的な発見です。
    年齢を重ねれば、脳の細胞が死ぬと思われていましたが、
    最近の知見では、運動をすることで増えることがわかっています。
    つまり、運動は、老化を遅らせるキラーアイテムになりました。

    あとは、いかに習慣を継続するかにかかっています。
    「知っている」というだけでは、何も役立ちません。

    また習慣を継続させる上での非常に役立つ知見も、
    たくさん出てくるようになりました。
    本当に便利な世の中になったと思います。

    脳に関する、情報は莫大にありますが、
    科学的にかなり説得力のある情報もあります。
    それを見極めて、自分の人生に取り入れれば、
    より、豊かに生きることができます。

    脳機能を向上させる「知る」というだけでも、
    多くの恩恵がありますが、これからは、より、
    「伝える」ということも、重要になってくるでしょう。
    著者も本書で似たようなことを言っています。

  • 年配の方のボケ防止の本な印象を受けましたが、面白く読めました。

    趣味を持つとか、時間を意識する、人との関わりを持つなど、若いうちから実践できそうなことも多くあったので、これからは意識しようと思えました。

    なにより、筆者は睡眠が大事だと何度もおっしゃってたので、2021年は早寝早起きの生活を心がけたい!!!

  • 困難や不調とか、どんなときにも対処できる、強くて健康な脳をつくるためのポイントを脳外来の医師が紹介。脳外来といっても、さまざまな不調や不安を相談され、脳機能の面からアドバイスしたり、カウンセラーのような仕事もあるらしい。
    2007年、10年以上前の本だが、とても参考になる。

    習慣1
    生活のリズム、朝のウォーミングアップの大切さ。足・手・口を意識して動かす。脳は基本的に怠け者で、楽をしたがるようにできている。

    習慣2
    脳の力には「基本回転数」があり、集中を高めて、早く的確に判断、臨機応変な対応ができる力量。脳の基本回転数を上げるには、時間の成約が必要。これには納得、ダラダラやっていても、いつまでも終わらないのは経験的に理解できる。一度、回転数が上がると、その状態がしばらく続く。

    習慣3
    睡眠は、疲労回復のためだけでなく、思考の整理を進ませるためにも必要。情報を蓄えて、考えを大ざっぱにまとめ、早く寝よう。

    習慣4
    家事こそ脳トレ、にも納得。さまざまな異なる分野で、どれだけ脳を活性化して、鍛えられるか。「面倒くささ」に耐える力、毎日自分を小さく律することが、大きな困難にも負けない耐性を育てる。

    習慣5
    便利な道具を当たり前に使いこなすことも大事。しかし、それに流されて反射的に行動しているだけの人になってはいけない。自分の脳を使って行動を組み立てる、自分のルールで行動する。Google検索とか、カーナビとか。

    習慣6
    モノの整理は思考の整理、忙しいときほど片付けを優先。自分の場合、仕事パソコン内のファイル整理とか。要領の良い人ほど整理を怠る、若いうちはそれで通用しても、立場が上がってくると、そうはいかない。心しよう。

    習慣7
    人間をボケさせる確実な方法は、一切の情報を与えないこと、視覚、聴覚も。目を動かす時間を意識的に多く持とう。

    習慣8
    脳の入力→情報処理→出力を意識しよう。

    習慣9
    メモや写真を使って、長い話を組み立てよう。

    習慣10
    表現を豊かにする訓練、相手の身になって通じる話を考えよう。社会性を高める訓練にもなる。

    習慣12
    定期的に画像検査を受けて脳の状態をチェック。

    習慣13
    失敗を記録して分析し、傾向を割り出すのは、脳の自己管理に有効。

    習慣14
    想像力を高めるには、活動をマルチにし、人生を楽しもうとすることが大切。

    習慣15
    意欲を高める。人を好意的に評価することは、自分が評価されやすい環境につながる。どこかにダメな自分、できない自分を見せる場面、初心者教室とか、があると意欲を高めやすい。

  • mixiからの紹介にて借りた。
    わかりやすく実践的!

    ・朝早くおきて朝日をあびる
    ・朝のおはようのあと、一言加える・
    ・だれかに話したいと考えながら景色をみる
    ・インプットしたらだれかに話す
    ・机の上は片付ける。書類整理のルールを決める
    ・失敗ノートを書く
    ・いろいろと経験するようにする
    ・6時間は睡眠をとる

  • メモ
    ・思考を冴えさせるために、まず手足など運動系から動かし、ウォーミングアップを始めることご有効。
    ・脳の回転数を上げるには、時間の制約を設けることが必要。
    ・現代人は脳のタフさが欠けている。脳の日常的な訓練として、日々面倒な雑用をこなすことで養われる
    ・現代人は小さな平面を見ている時間が長すぎる。視覚の動きが少なく状態が続くと、思考が鈍りボケに繋がる。

  • 目次
    1.脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かす
    2.生活のどこかに「試験を受けている状態」を持つ
    3.夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を活用する
    4.家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなす
    5.自分を動かす「ルール」と「行動予定表」を作る
    6.忙しい時ほど「机の片付け」を優先させる
    7.意識して目をよく動かす。耳から情報を取る
    8.「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書く
    9.メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てる
    10.「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話す
    11.脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がける
    12.定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックする
    13.「失敗ノート」を書く、自分の批判者を大切にする
    14.ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにする
    15.人を好意的に評価する。時にはダメな自分を見せよう
    番外.最低限の脳機能を衰えさせていないか確認する

  • 仕事に息詰まっている人にオススメできる、生活していく中で必要な本である。
    ビジネス書では、効率的に仕事を推し進める(仕事の仕方)内容のものが多い。
    効率的に行うことこそが美徳と考え、誤ったとらえ方をすると大きな落とし穴にはまるであろう。
    脳が冴える15の習慣という本では本当の意味で、効率的に仕事をすることを教えてくれる。
    仕事をする上で必要な機能として、身体がもっとも大事であることを気づかせてくれた。
    自身を知ることで、能率を上げ、しいては仕事の効率につなげる。
    そんな今まで知り得ないことを、15の習慣に置き換えてくれているので、非常に読みやすい。
    生活する上で、自身のバイブルとして保管する。

  • 脳が冴えるためのトレーニング方法が書いてあり、とてもためになった。ボーっと生きている昨今、時間を決めて作業するなど緊張感をもって、規則正しく、意識的に生きることの大切さを学んだ。感情的になるのは、脳を甘やかしていることにハッとさせられた。

著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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