- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140883327
感想・レビュー・書評
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100歳からの視点が、とても新しく斬新で深く深く心に浸透していきました。
若い頃の自分は過ぎた自分ですが、100歳の自分、はたまたそんなに生きられないかもしれない自分の姿と重ねたときに、なんとも言えない深さがありました。
世界がとても柔らかく、頭もとても柔らかく、老人は子供に戻る。というけれど、そういう世界の見方が達観に近づくからなのだろうか。
と、思わずにいられない、ぞうさんやヤギさんゆうびんの作詞まどみちおの著書でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読
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こころをまっすぐ見つめて、素直に紡ぎだす。それを繰り返してきただろう、詩人のやわらかくでもやさしいまっすぐを感じる良い本だと思う。
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「てんぷらぴりぴり」以来のファンです
たしか、一冊全部暗誦した、おもしろくって。 -
幸せー現在を肯定的に見る、この一言が本書のいたるところから感じられる。年をとり老いることについても、病気(「本職」だそうです)をして入院し妻や自然と離れることについても書かれているけど、愚痴や文句、苦しみ悲しみの訴えが一つもない!
ただひとつだけ、「なんともいえない」としたのは、次男・修さんの死。自らの死は、受け入れ準備を進めているけど、やはり子供の死はなかなか肯定的に捉えられないと思う。 -
メチャラメだー。小さなノートにも挨拶する心、元は立派な樹木だったんだ。五感は世界を受け取る為に備わっているんだ。喧嘩の大きいのが戦争なんだ。考え方は違えども誰が間違っているとか正しいとかではなく、敵対する心が衝突を生むんだ。
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放送大学の発達心理学・最終回講義で紹介されたのは「トンチンカン夫婦」という詩。老夫婦の日常をユーモアをもって描写する。その最後の一行に惹きつけられた。
童謡「ぞうさん」に込めた思いや身の回り全てのモノへの視点が興味深い。 -
100歳まで生きてきた重みと反比例するかのような謙虚さが美しい。心が重く感じてきたら読み直したい一冊かな。
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座右の書となる